社会サービスシステム創出論   Innovation in Social Service Systems

文字サイズ 

担当教員
出口 弘  小山 友介  田沼 英樹 
使用教室
月7-8(W9-208A)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
94057
シラバス更新日
2013年10月9日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期

講義概要

 日本において、サービス産業はGDP・雇用者ベースで7 割を占めている一方、サービス生産性の成長は他国に劣後しており、サービスにおける生産性向上が重要な課題となっている。またサービス経済が力強い内需中心の経済の中核となる為には、製造業を中核とするファブリケーションサービスの新たな発展、サービス産業の産業構造の革新と新たなフロンティアの創出、そのための情報システムの革新等多くの課題が累積している。これらの課題を解決するためには、サービス産業やそこでのサービスプロセスと付加価値連鎖の構造と機能の分析、サービス産業の産業政策、サービスオリエンテッドな情報システムのアーキテクチャデザインの解析等が必須となる。更にサービスの本質について深く理解しており、新たなビジネスモデルとサービス価値を創出できる価値創造アーキテクト人材を育成することが重要である。
 本講義では社会システム科学の立場から、さまざまな社会・経済・企業活動をサービス・コンポーネントの結合であるサービス・チェインと捉え、その動的な組み合わせがもたらす新たな機能や市場について議論する。こうした議論はサービス生産性向上やコスト削減のためのコンサルティングスキームとしての活用に留まらず、21 世紀型の新しい社会・経済・企業モデルを探求する枠組になるはずである。

講義の目的

 本講義では、広い意味でのサービスに関するビジネスプロセスとそこでのサービスシステムを分析する為の基礎概念を学習し、サービスシステムのビジネスモデルについて討議を通じて理解を深めることを目的とする。

講義計画

講義計画(予定)
10月7日,14日は休講とする
(10/14 月) : 休講
1(10/21) : ガイダンス
2(10/28) : サービス・チェインの事例分析
3(11/11) : サービス・チェインのデザイン1
4(11/18) : サービス・チェインのデザイン2
5(11/25) : 情報技術とサービス・チェイン
6(12/2) : サービス・チェインと経営
7(12/9) : 各産業におけるサービスの将来像1
8(12/16) : 各産業におけるサービスの将来像2
9(01/6) : 休講
10(01/20) :受講者による発表
11(01/27) :受講者による発表

教科書・参考書等

講義の中で紹介する。

関連科目・履修の条件等

社会サービスシステム設計論
コンテンツサービス創出論

成績評価

成績評価
出席および討議への参加

このページのトップへ