どんなものにも「かたち」があり,かたちが定まることによって機能が現れる。われわれ工学者は,かたちの背後にある原理を知ることによって,よい設計ができるようになる。本講義では,かたちに関する数理 (空間の性質,かたちの計量),自然物・人工物におけるいろいろなかたちの生成原理,さらに,これらを応用した分子や機械による形態形成システムなどの話題を通じて,かたちへの理解を深めることを目的とする。
どんなものにも「かたち」があり,かたちが定まることによって機能が現れる.われわれ工学者は,かたちの背後にある原理を知ることよって,よい設計をすることができる.本講義では,かたちに関する数理(空間の性質,かたちの計量),いろいろなかたちの生成原理,さらに,これらを応用した分子や機械による形態形成システムなどの実例を通して,かたちへの理解を深めることを目的とする.
講義計画 (赤字はグループ研究関連の事項)
4月15日(火) イントロダクション(自分の指向性を知ろう)
4月22日(火) グループディスカッション(グループ研究のテーマ決め)
5月7日(水) かたちの発明(私のロボット発明体験)(研究計画書提出)
5月13日(火) かたちの数理
5月20日(火) かたちの生成モデル(セルオートマトン)(進捗報告書1提出)
5月27日(火) 生物のかたち(ダーシー・トムソンほか)
6月3日(火) グループディスカッション(中間発表準備)
6月10日(火) 中間発表会(発表PPT提出)
6月17日(火) 反応拡散系とその周辺
6月24日(火) 図形パズル(進捗報告書2提出)
7月1日(火) エッシャーの世界(壁紙群,結晶構造)
7月8日(火) DNAのかたち(進捗報告書3提出)
7月15日(火) 自己増殖するかたち
7月22日(火) 最終発表会(発表PPT提出)
資料を配布する.
特になし
主にレポート(上記グループ研究の提出物)により評価する.
【グループ研究】
3人ずつのグループに分かれて,「かたち」に関係するテーマを自由に設定する.また互いにその結果を発表して議論することにより,かたちに関する興味を広げ,理解を深めることを目的とする.(詳しくは,グループ研究について(http://www.mrt.dis.titech.ac.jp/lecture/doc/katachi08_group.pdf)を見てください.)
■第1回グループディスカッション(4/22)の仮グループ分け
作品グループ1 ○横井(直),北原,板谷
作品グループ2 ○森田,蓮江,林中
実験グループ ○横井(達),堀内,田島
ソフトグループ ○山下,五十嵐,西本
調査グループ ○木村,小山,高野
*各自,当日までに与えられたカテゴリで,案を2つ以上考えてくること.
*このグルーピングは人数により当日修正する場合があります.
*上記で,○のついた人(いなければ次の人)にグループ内の司会をお願いします.
*与えられたカテゴリーの中でフリーディスカッションしてテーマ名,おおよその内容,分担をきめてください.
*2人グループになってしまった場合はそのまますすめてください.(課題の負担量は考慮します.)
*1人になってしまった場合,第2希望のグループに回ってください.その場合,4人グループを許します.
(ただし,5人以上は不可.)
+Z2143■グループ最終発表資料
作品グループ1 ○横井(直),北原 (資料pdf:http://www.mrt.dis.titech.ac.jp/lecture/doc/sakuhin1.pdf)
作品グループ2 ○森田,蓮江,林中 (資料pdf:http://www.mrt.dis.titech.ac.jp/lecture/doc/sakuhin2.pdf)
実験グループ ○横井(達),堀内,田島 (資料pdf:http://www.mrt.dis.titech.ac.jp/lecture/doc/jikken.pdf)
調査グループ ○木村,小山,高野 (資料ppt:http://www.mrt.dis.titech.ac.jp/lecture/doc/tyousa)