生物やロボットは,外界の情報を認識し,環境に適応するように自らの内部構造を変化させつつ,新しい運動・行動を学習的に獲得することが求められる。本講義では,生物およびロボットにおける運動・行動の学習と制御についてシステム論の観点から考察する。
生物やロボットは、外界の情報を認識し、環境に適応するように自らの内部構造を変化させつつ、
新しい運動・行動を学習的に獲得することが求められる.本講義では、生物およびロボットにおける
運動・行動の学習と制御についてシステム論の観点から考察する.
1. 序論 -運動・行動へのシステム論的アプローチ- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.1&2.pdf)
2. システム科学の変遷 -最適から創発-
3. 脳のアーキテクチャ -分散と協調- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.3.pdf)
4. 動的システム表現 -線形から非線形へ- (省略)
5. 空間と運動 -身体イメージと統合- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.5.pdf)
6. 感覚・運動マップ -トポロジー保存と自己組織化- 講義資料http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.6.pdf)
7. 運動制御機構 -フィードバックと適応- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.7.pdf)
※11/18より,718専攻ゼミ室に変更します
8. リズム生成と歩行 -CPGとオシレータ- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.8.pdf)
9. 多関節運動とインピーダンス -身体性と自由度- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.9.pdf)
10.運動のプランニング -軌道生成と姿勢制御- 講義資料(http://www.ito.dis.titech.ac.jp/syllabus/Ch.10.pdf)
11.予測と内部モデル -状態推定と内的シミュレーション-
12.運動学習 -内部表現とパターン生成-
13.運動・行動の発現 -内部ダイナミクスと拘束生成-
資料及び最新の論文を配布.
参考書等
身体知システム論,共立出版,2005.
前期・動的システム論の取得を前提.
レポート及びテストにより評価
ピアニストの指の動き、陶芸家の手さばき、スポーツ選手のダイナミックな動きなどをイメージしながら、
運動/行動の巧みさを考える機会にしてほしい.