仮想世界システム   Virtual World Systems

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担当教員
佐藤 誠 
使用教室
金1-2(J232)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
94013
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

実世界と同様に視覚,聴覚あるいは触覚といった様々な知覚情報を用いて計算機上の仮想世界に対して操作することのできるマルチモーダルな仮想操作環境の構築技術は,次世代のヒューマンインタフェースとして重要な研究分野である。優れた仮想操作環境を構築するためには,(1) 仮想世界の視覚,聴覚,触覚などの様々な感覚への提示技術,(2) 実時間のインタラクションを実現するためのセンサ技術,(3) 仮想世界の自律性を管理するソフトウェア技術,などが重要であり,本講義では,仮想世界システムを構築するためのこれらの基本技術について概説する。

講義の目的

人工現実感は,視覚や聴覚のみならず,力覚や触覚を含めたマルチモーダル な感覚を人工的に実現することにより,実世界と同じように体験することので きる仮想世界を作り出す技術である.本講義では,仮想世界システムを構成す るための様々な技術について解説する.

講義計画

1.人工現実感の歴史
2.人工現実感とヒューマンインタフェース
3.仮想世界システムの基本構成
4.仮想現実のための視覚ディスプレイ
5.仮想世界のための聴覚ディスプレイ
6.仮想世界のための力覚・触覚ディスプレイ
7.仮想世界モデリング技術
8.仮想世界におけるインタラクションの実現
9.仮想世界における自律性の実現
10.人工現実感の応用
11.人工現実感の将来

教科書・参考書等

授業中に必要な資料を配布する。

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

出席およびレポート提出。

担当教員の一言

講義期間に学外の仮想世界システムの見学を2、3回予定している。

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