- 使用教室
- 月3-4(J233)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 93048
- シラバス更新日
- 2013年3月21日
- 講義資料更新日
- 2013年3月21日
- 学期
- 前期
講義概要
前半では主に，プラズマの特徴と生成法，プラズマ中の素過程，プラズマの基礎方程式，荷電粒子のドリフト運動，プラズマ中の波動，プラズマの産業応用等について講述する。後半では主に，電磁流体(MHD)方程式，MHD平衡と不安定性，またプラズマ核融合について，最新のレーザー核融合，磁場閉じこめ核融合等についても講述する。
講義の目的
プラズマを記述する基礎パラメーターをはじめ，プラズマのマクロな流体運動を記述する支配方程式や，プラズマ中の波動についての物理の基礎を学ぶと同時に，それら諸物理現象を利用したプラズマ計測等への応用例を学習することによって，プラズマを媒介とするエネルギー科学への知見を広げる一助とする事を目的とする。また最新のレーザー核融合，磁場閉じこめ核融合の基礎について学ぶ。
講義計画
第一部は沖野准教授が担当します。（※関数電卓を持参してくさい）
４月１１日（月）：イントロ，プラズマとは？
４月１８日（月）：気体中の基礎過程
４月２５日（月）：放電の生成
５月 ２日（月）：プラズマの諸特性
５月 ９日（月）：弱電離プラズマ中の基礎過程
第二部は河村講師が担当します。
５月１６日（月）：磁場中の荷電粒子の運動、断熱不変量
５月２１日（土）：完全電離プラズマの拡散，MHD方程式
５月２３日（月）：プラズマ中の波動（電磁波）
５月３０日（月）：プラズマ中の波動（静電波）、ランダウ減衰
６月 ６日（月）：ビームプラズマ系の静電波の増幅、レーザー核融合の基礎
第三部は飯尾准教授が担当します。
６月１１日（土）：MHD平衡
６月１５日（月）：MHD不安定性
６月２０日（月）：磁場閉じ込めの原理とトカマク装置
６月２７日（月）：ヘリカル型装置と炉心プラズマ計測
７月 ４日（月）：磁場閉じ込め研究の現状と核融合炉の課題
教科書・参考書等
１）プラズマ工学（林 泉著）朝倉書店
２）プラズマ工学演習（林 泉 他著）朝倉書店７
３）Introduction to plasma physics (Francis F. Chen著)
４）Introduction to plasma theory (Dwight R. Nicholson著)
関連科目・履修の条件等
特になし。
成績評価
出席と演習・レポートおよび期末試験等により評価する。
担当教員の一言
半期という短期間の割には講義内容の密度が非常に濃いです。講義時間を有効に活用するためにも講義の復習はもとより、講義時間中も積極的に質問をして下さい。（教員一同）
その他
講義は、毎週月曜日３・４限目（１０：４５～１２：１５）、講義室J２３３にて実施しています。
