低温理工学   Cryogenic Engineering and Physics

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担当教員
岡村 哲至  栗山 透 
使用教室
火7-8(G323)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
93004
シラバス更新日
2011年5月24日
講義資料更新日
2011年4月11日
学期
前期
補足資料

講義概要

超電導・超流動現象の基礎とエネルギー機器への応用,及び超電導機器の開発の現状について講述する。

講義の目的

量子効果の影響が無視できない、極低温での特異な振舞いである超伝導現象の理解、エネルギー有効利用の観点からみた超伝導応用についての考察をとおして、超伝導の基礎から極低温システムに至るまでの幅広い見識を養う。

講義計画

    1. 4/12(火) 絶対零度への道、超伝導の歴史 (岡村)
    2. 4/19(火) 超伝導の性質 -超伝導現象とは- (岡村)
    3. 4/26(火) 超伝導の理論 -なぜ電気抵抗が0になる?- (岡村)
    4. 5/03(火) 超伝導線の貌 -工夫された超伝導線- (岡村)
    5. 5/10(火) 冷凍技術 -実在気体ゆえに冷える- (岡村)
    6. 5/17(火) 超流動ヘリウム -粘性0、超熱伝導?- (岡村)
    7. 5/24(火) 前半の演習 (岡村)
    8. 5/28(土) 極低温冷媒の性質 (栗山)
    9. 5/31(火) 極低温の断熱技術 (栗山)
   10. 6/07(火) 極低温冷凍機の原理 (栗山)
   11. 6/14(火) 極低温冷凍機の応用 (栗山)
   12. 6/18(土) 極低温と超伝導技術 (栗山)
   13. 6/21(火) 超電導応用技術 (栗山)
   14. 6/28(火) 後半の演習 (栗山)
   15. 7/05(火) 全体の復習

教科書・参考書等

参考書等
「超伝導・低温工学ハンドブック」低温工学協会編、オーム社
「超電導工学」電気学会、オーム社
「超電導入門」A.C.ローズ、E.H.ロディリック著、産業図書
「低温工学概論」荻原宏康著、東京電機大学出版局

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

演習およびレポートで評価します。
岡村と栗山の担当分をそれぞれ50点満点として、合計で100点満点とします。
5月28日以降は、授業に電卓を持参してください。

担当教員の一言

超伝導現象や超伝導機器の実用例などを紹介するビデオや、最新の研究結果の紹介をできるだけ多く講義に盛り込むつもりです。

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