燃焼学特論   Advanced Course of Combustion Science

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担当教員
吉澤 善男 
使用教室
金7-8(W351)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
93017
シラバス更新日
2009年9月28日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期

講義概要

反応系の熱力学に基づく有効エネルギー評価,反応速度論,予混合火炎の理論,拡散火炎,乱流火炎,デトネーション,液滴および噴霧の燃焼など燃焼学の基本を論ずるとともにボイラーなど実用の燃焼機器について講述する。さらに,エネルギー循環燃焼,燃料電池など新しい燃焼技術,ならびに原子力関連施設の燃焼,爆発に関係する安全についても言及する。

講義の目的

反応速度論、予混合火炎の理論、デトネーション、拡U火炎、乱流火炎、液滴および噴霧の燃焼など燃焼学の基本を論ずるとともにガスタービン、ボイラなど実用の燃焼機器について講述する。さらに、エネルギー循環燃焼など新しい燃焼技術について言及し、反応系の熱力学に基づく有効エネルギー評価を行う。

講義計画

    1.人類と火、燃焼と環境
    2.燃焼の物理化学基礎
    3.素反応速度論、反応機構
    4.燃焼反応の熱力学(化学平衡、有効エネルギー)
    5.予混合火炎理論(デトネーション)
    6.予混合火炎理論(一次元火炎理論)
    7.拡U火炎、乱流火炎
    8.工業用燃焼器の特徴とその構造
    9.環境規制と燃焼器の有害廃棄物低減対策
    10.化学エネルギー循環によるエネルギー機器の高効率化
    11.新しい燃焼法(その1)
    12.新しい燃焼法(その2)
    13.エネルギー機器のエクセルギー評価

教科書・参考書等

なし


参考書等
Combustion Fundamentals,R.A.Strehlow,McGraw-Hill BookCompany (1984).
     AdvancedCombustion Methods,Ed.F.j.Weinberg,Academic Press (1986).

関連科目・履修の条件等

履修条件は特になし

担当教員の一言

人類が利用する一次エネルギーの大半が燃焼現象により供給される状況は来世紀も変わらない。さらに化石燃料が枯渇しても化学エネルギーの利用は必要であるので、研究上燃焼の勉学を目指す学生以外にも受講できるような講義内容を考えている。

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