人間環境システム特別実験第一   Built Environment Laboratory I

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担当教員
室町 泰徳  各教員  古谷 寛  元結 正次郎  盛川 仁  藤田 康仁  三浦 弘之  鈴木 美緒  大澤 昭彦 
使用教室
金5-6(G321)  金7-8(G321)  
単位数
講義:0  演習:0  実験:1
講義コード
92601
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期

講義概要

人間環境システムに関する実験技術と分析方法を習得させる。

講義の目的

東工大すずかけ台キャンパス健康増進センターの企画設計とリユース可能な地震に強い架構の提案

私達は日常の都市生活において、身の回りにあるさまざまな建物を利用しています。そうした建物の善し悪し,つまり使い勝手とか見栄えなどに関しては,最終的に出来上がった状態で評価することが多いといえます。しかし、建物に対するそのようなユーザーの評価を左右するのは、最終的なデザインの優劣よりも、設計以前の企画段階でどれだけ多くの議論が重ねられ、ユーザーが納得できる説明がなされたか否かにかかっています。
また、出来上がった建物のデザイン的な評価は、その表層的な側面だけでなく、それを力学的に支える構造の仕組みと密接に関わっています。しかし、さまざまな仕上げが施された建物の最終的な状況から、そうした架構の仕組みを想像することは、設計の専門家でない限り通常困難です。
そこでこの課題では、東工大すずかけ台キャンパスに,教職員や学生,および周辺住民を主な利用者とする健康増進センターの企画設計と、これからの建築構造の課題である震災後の建物のリユースについて考えることを目的として,その架構の提案を求めるものとします。

この実験では,実際の建物の企画設計をおこない,その架構の模型を製作するという作業を通して,以下の内容を決められた時間内に実行することを目標としています。
1) すずかけ台キャンパスの現状をより良く理解して,健康増進センター建設予定(仮想)敷地の状況を読み込む。
2) ユーザーとしての視点から望ましい施設の内容とその空間的イメージを想定する。
3) 建物を力学的に成立させる架構の仕組みを考える。
4) 設計,模型製作,予算配分,工程管理
5) 作品発表(日本語によるプレゼンテーション)

この実験は全20週で構成されていますが,そのうち前半(第一段階)では企画設計と架構の仕組みの提案を,後半(第二段階)では架構の具体的な設計と模型の作製を,それぞれグループで提案していただきます。なお,前半と後半ではグループのメンバー構成が変わります。

講義計画

添付資料参照

成績評価

出席,プレゼンテーション,模型性能

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