動的システム応答   Response of Dynamic Systems

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担当教員
大町 逹夫 
使用教室
水3-4(G324)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
92009
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

構造物の地震応答や地盤震動の予測を目標に,動的解析の基礎的な知識や手法について講述し,演習で理解を深める。
01.固有振動解析
02.振動数応答解析
03.非線形振動解析
04.地盤震動解析
05.構造物と地盤の動的相互作用解析
06.入力地震動と地震荷重

講義の目的

構造物の地震応答予測と耐震対策のように、入力に対するシステムの動的応答を的確に予測し、有効適切な対処を行うための知識と技術を修得するため、動的解析の手法や精度、応答の評価などについての理論を授業と演習を通じて学ぶ。

講義計画

 1.1自由度線形系の応答解析(時間領域)
 2.1自由度線形系の応答解析(周波数領域)
 3.1自由度非線形系の応答解析
 4.多自由度系のモデル化と固有値解析
 5.モード重ね合わせ法による応答解析
 6.地盤-構造物系の動的相互作用効果
 7.地震動と地盤震動解析
 8.断層破壊と地震動予測
 9.津波の発生と伝播の解析

教科書・参考書等

参考書等
必要に応じて資料を配布するが、次の参考書で予習・復習することが望ましい。

Ray W. Clough and Joseph Penzien: DYNAMICS OF STRUCTURES, McGraw Hill Kogakusha, Ltd.
地盤工学会:ジオテクノート9「地震動」

関連科目・履修の条件等

振動と耐震(工学部)を履修していることが望ましい。

成績評価

 レポート提出と試験による

担当教員の一言

近年、地震工学の分野はめざましく拡大・深化するとともに高度化している。本授業の内容は、関連分野の学問や技術に対する基礎的理解を深める上で必要不可欠である。ただし、授業を欠席したり予習・復習を怠ると追いつくのはかなり困難なため、覚悟をきめて履修されたい。

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