この講義科目においては、線形代数の基礎を統計学の観点から見直す教科書を用い、
学生諸君は教科書の章末問題を解いて、講師により解説を受ける形式で進行する。
統計学、統計手法の理解には線形代数の理解が重要であり、その理解なしでは、統計手法を誤用しかねない。
また統計学のために発展した線形代数や関連分野の数学手法も学習しなければならない。
(1)イントロダクション
(2)線形代数の基礎・ベクトル空間
(3)固有値と固有ベクトル
(4)行列の因数分解と行列ノルム
(5)一般逆行列
(6)連立線形方程式
(7)分割行列
(8)特別な行列と行列の演算
(9)行列の微分と関連事項
(10)2次型式と統計学の関わり
James R. Schott(2005) Matrix Analysis for Statistics. Second Edition.
John Wiley & Sons.Inc.
(邦訳)豊田秀樹編訳「統計学のための線形代数」朝倉書店
章末問題のうち、既に確認済のものは、事前に配布する。
計量経済分析
出席30%および宿題・演習70%