この講義では,大学院レベルのマクロ経済理論を習得することを目指す。
この講義では,大学院レベルのマクロ経済理論を習得することを目指す。
A動学的最適化
B基本モデル1:最適成長モデル(Ramsey-Cass-Koopmans Model)
B1 最適成長経路の安定性 B2 市場均衡経路の導出と厚生経済学の第一基本定理
C基本モデル2:世代重複モデル
C1 市場均衡経路と動学的効率性 C2 貨幣,バブル
D応用
D1 内生成長モデル D2 RBCモデル D3 DSGEモデル
但し,Dで扱う内容については講義の進捗に依存して変更もありうる。
教科書は指定しない。トピックごとに簡潔な講義資料を配布する予定。 以下に参考書を挙げておく。
(1)Romer, D. (2011) Advanced Macroeconomics, 4th Edition, McGraw-Hill, Irwin.
(2)Blanchard, O. and S. Fischer (1989) Lectures on Macroeconomics, Cambridge, MA: MIT Press
(3)Barro, R.J. and X.Sala-i-Martin (2004) Economic Growth, 2nd Edition, Cambridge, MA: MIT Press
(4)Dixit, A. (1990) Optimization in Economic Theory, 2nd Edition, Oxford University Press
この講義の中核となるB, Cの理解には文献(1)の2章,及び文献(2)の2, 3, 5章が有用である。また,数学的下準備のAに関しては,文献(3)の数学注,及び文献(4)の10, 11章が役に立つ。応用のDに関しては文献(1)の5-7章がそのエッセンスを手際よくまとめている。
上級ミクロ経済学を履修済みもしくは履修中であることが望ましい。
試験70%, 課題30%
病気や事故,及び交通機関の乱れ等のような特別な事情を除き,レポートや追試による救済措置は行わない.