コミュニティ・デザイン特論   Advanced Course of Community Design

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担当教員
土肥 真人 
使用教室
木3-4(W9-402,403)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
68041
シラバス更新日
2010年9月20日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期

講義概要

人々の生活全般に関わる様々な情報が積極的に公開され,その情報に基づき,都市空間に関わる計画・デザインは,住民をはじめとする利用者サイドの責任ある参加および決定を大幅に取り入れつつある。このような社会における意匠の課題および解決手法について,コミュニティ・デザインの立場から講述し,また紹介する事例についての討論を行う。社会空間特論と交替で隔年開講。

その他指導教員との話し合いで履修する科目

講義の目的

公共空間のデザインに、住民参加が当然のように求められるようになったのは、最近わずか10年ほどのことである。なぜ参加が必要なのか、参加によるデザインは従来の専門家によるデザインと、デザインの過程そして形態において、どのように異なるのか。今日における社会―空間にまたがるデザインの課題および解決手法について、コミュニティ・デザインの立場から講述する。社会空間特論と交替で隔年開講。

講義計画

1.コミュニティ・デザインとは 歴史的展開
2.コミュニティ・デザインとは 理念と職能
3.環境的自伝を描く 1
4.環境的自伝を描く 2
5.コミュニティ・デザインの実践事例 釜ヶ崎
6.環境的公正 1
7.環境的公正 2
8.コミュニティ・デザインの実践事例 
9. 協働のデザイン 1
10.協働のデザイン 2
11.コミュニティ・デザインの実践事例 泉の家
12.コミュニティ・デザイン・マニフェスト

教科書・参考書等

R.T.Hester/土肥真人「まちづくりの方法と技術―コミュニティ・デザイン・プライマー」現代企画室

関連科目・履修の条件等

隔年開講の社会空間特論と合わせて履修することが望ましい。

成績評価

発表を採点し、成績とする。
(講義時間中に発表を行わないものは採点の対象外となる)

担当教員の一言

<都市>=<都市社会―都市空間>を一挙に一体としてデザインすることは可能なのか。機能規範により分割されている社会―空間に、生活世界の規範を反映し実現することの意義と課題について考えてゆきたい。本講義では、以上の立場から、空間―社会アプローチの実践であるコミュニティ・デザインに必要な理念と技術を具体的に講義し、それらを獲得することを目的とする。

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