ノンプロフィット特論   Management and Environment of Nonprofit organization

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担当教員
渡辺 孝 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:0  演習:0  実験:0
講義コード
68061
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義の目的

米国の非営利組織やボランティアの歴史と日本とでは大きく異なり、現在直面している状況も著しく異なる。米国の非営利組織の状況を参考文献①②から学習するなかで、日本の状況に関し議論を展開する。
また、非営利組織は株式会社と異なり利益配分を株主に還元する必要はないが、赤字では運営できない。組織の維持拡大を図るには、優れたマネジメント力が必須である。経営論は従来は企業経営中心に研究されてきたが、非営利組織のマネジメントは企業組織以上に多くのファクターが関与し、ステークホルダーへの責任を果たす必要がある。非営利組織の経営論を参考文献⑤に依拠しつつ議論する。
博士後期課程ノンプロフィットマネージメントコースの学生の必修科目である。

講義計画

講義は二つのパートに分かれる。

Ⅰ.米国の非営利組織論と日本の状況(講義数で8回分)
  参考文献①、②、③、④を元に議論する。

Ⅱ.非営利組織の経営論(講義数で7回分)
  参考文献⑤を元に議論する。

<講義日程> 履修者が決定された時に開校日を相談する。
       履修希望者は、watataka-at-soc.titech.ac.jp に連絡して下さい。

教科書・参考書等

①Lester M. Salamon ed. ”The State of Nonprofit America” Brookings 2002 
②Peter Frumkin, ”On Being Nonprofit: A Conceptual and Policy Primer”  Harvard U.P. 2005 
 ③大阪大学NPO研究情報センター『NPO白書2007』2007年
④小島博光 「政策形成とNPO法」有斐閣 2003年11月
⑤Helmut K. Anheier “Nonprofit Organizations---Theory, management, policy” Routledge (2007, First published 2005)

成績評価

* 出席時の議論参加・発言50%
* 最終課題レポート50%
課題「米国ノンプロフィット・セクターと比較しての日本の状況と課題」
(A43~5ページ程度)。

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