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評価はあらゆる人間の行為に関係する。特に,異なった価値観,異なった社会経済特性を有する主体の評価は異なる。その調整は困難なため,恣意的は方法がとられことがおおい。本講義では社会的行為を評価する際に社会科学の中でもっとも一貫した体系によって人間社会をとらえている,経済学に準拠した費用便益分析の理論と実際について論じ,その可能性と限界を明確にするとともに,現在行なわれている方法の批判的検討を行う。