さまざまな芸術作品を見ながら、「観賞」とは何かについて考えます。従来、芸術作品は「一人で静かに見るもの」だと考えられてきました。しかし近年では、「みんなで対話をしながら見る」方法が注目されています。それは、芸術が本来的に持っている、多様な価値が出会う場を作る力を最大限に活かすことでもあります。こうした対話型観賞の歴史や広がりを踏まえながら、講義では、最終的に観賞ワークショップをデザインすることを目指します。
芸術作品の観賞を通じて、個人の利害関係を離れて、ものごとを多様な視点から見る態度を身につけるとともに、そのような場をデザインする方法を実践のなかで学びます。
(1) 10/8 イントロダクション
(2) 10/15 自己紹介&ワーク
(3) 10/22 観賞実践①
(4) 10/29 観賞実践②
(5) 11/5 観賞実践③
(6) 11/12 文献調査①
(7) 11/19 文献調査②
(8) 11/26 文献調査③
(9) 12/3 フィールドワーク①
(10) 12/10 フィールドワーク②
(11)12/17 ワークショップとは。グループワーク①
(12)12/24 グループワーク②(プラン発表)
(13) 1/7 グループワーク③
(14) 1/21 発表(ワークショップ実践)
(15) 1/28 発表(ワークショップ実践)
渡辺裕『聴衆の誕生』
アメリア・アレナス『なぜ、これがアートなの』
伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
そのほか、講義内で指示する。
特になし
ワークへのとりくみ等によって総合的に判断する。