比較文化史概論   Comparative Culture Studies

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担当教員
劉 岸偉 
使用教室
火5-6(W322)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
66026
シラバス更新日
2015年9月18日
講義資料更新日
2015年9月18日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

本講義は中国及び日本の近代文化の発生と交流の諸相を考察する。二十世紀初頭の中国は、伝統社会の崩壊に直面し、文化の転型を迫られていた。混沌とした中国社会の各側面を、とくに日本との関わりを視野に入れて、数人の作家を中心にこの時期に書かれた諸種のテキストを通して読み解く。前期では、比較文化史の視点から、日中近代文化の生成を概観し、後期では、人物、テキスト往還の諸相を考察する。

講義の目的

文化の比較研究の課題、方法、目的、理念などについて、史料による実証をふまえて吟味し、具体的事例を挙げて説明する。

講義計画

第一回 世界史で見た十六世紀
第二回 西洋の衝撃と中日両国の近世
第三回 明代中国の世紀末
第四回 異邦人の目ー明末社会の一断面
第五回 異邦人の目(その二)
第六回 徳川日本によせた波紋
第七回 西学の伝来と文化移植
第八回 西学の伝来と文化移植(その二)
第九回 徳川日本における『物理小識』
第十回 近世日本の西洋研究
第十一回 China in the Tokugawa World
第十二回 漢語に映された中国と日本の近代

教科書・参考書等

劉岸偉著『明末の文人李卓吾』(中公新書)その他

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

レポートによる評価

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