サービス科学基礎論   Foundation of Service Science

文字サイズ 

担当教員
木嶋 恭一  出口 弘  澤谷 由里子  和田 芳明  溝上 敏文  碓井 誠  鳥谷部 史  藤重 和博  Kohlbacher Florian  小野 譲司  岡安 英俊  片平 希望  梶原 光徳 
使用教室
金3-4(W936)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
66058
シラバス更新日
2012年7月2日
講義資料更新日
2012年3月26日
学期
前期

講義概要

本学教員と産業界からの実務家とのコラボレーションにより,前半では,新しい学際領域サービス科学の意義・定義からその現在の位置まで,社会システム科学の視点から包括的に論じる。後半は,サービス科学を実際にインプリメントしている実務家を多方面から招き,サービス科学の学問的および実践的な今をビビッドに紹介する。

講義の目的

 特別教育研究コース「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム」のコア科目である。本コースを履修するすべての学生に受講することを強く勧める。本学教員と産業界からの実務家とのコラボレーションにより、前半では、新しい学際領域サービス科学の意義・定義からその現在の位置まで、社会システム科学の視点から包括的に論じる。後半は、サービス科学を実際にインプリメントしている実務家を多方面から招き、サービス科学の学問的および実践的な今をビビッドに紹介する。

講義計画

※ 以下は現在の予定であり、都合により変更することがある。

4月13日(金)「オリエンテーション、サービス・システム科学とは何か」
木嶋 恭一(社会理工学研究科価値システム専攻)
荒井 祐介(社会理工学研究科価値システム専攻)

4月20日(金)「サービス・イノベーション・マネジメント」
澤谷 由里子(JST/RISTEX)

4月27日(金)「JCSI(日本版顧客満足度指数)による顧客満足モデルの構築」
小野 譲司(青山学院大学)

5月11日(金)「価値協奏プラットフォーム」
木嶋 恭一(社会理工学研究科価値システム専攻)

5月16日(水)「Service Innovation in the Silver Economy」
Florian Kohlbacher(ドイツ日本研究所)

5月25日(金)「社会アーキテクチャデザインとしてのサービス・イノベーション」
出口 弘(総合理工学研究科知能システム科学専攻)

6月1日(金)「サービス・イノベーションの進展と価値共創モデル」
碓井 誠(オピニオン)

6月8日(金)「クラウド・コンピューティング、ビッグ・データ、サービス科学」
溝上 敏文(日本IBM)

6月15日(金)「XBRLが拓く情報交換の可能性」
和田 芳明(NTTデータ)

6月22日(金)「ソーシャルゲームとサービス・イノベーション」
藤重 和博(コーエーテクモゲームス)

6月29日(金)「「サービス研究」と「サービス立ち上げ」の距離感」
岡安 英俊(ボストンコンサルティンググループ)

7月6日(金)「ロジカルシンキング基礎・チームビルディング」
野村総合研究所(@大手町)

7月13日(金)「コンサルティング シミュレーション (1)」
野村総合研究所(@大手町)

7月20日(金)「コンサルティング シミュレーション (2)」
野村総合研究所(@大手町)

教科書・参考書等

各回に講義資料を配付する。

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

(1)レポート2本(30%×2)
 表紙には名前、学籍番号、タイトル(いずれの講義についてのレポートなのか)を記載する。
 レポートの分量はA4で3ページ以上5ページ以内(表紙は含まない)。手書きは認めない。
 期日に遅れて提出されたレポートは評価しない。
 提出場所は西9号館入り口にあるメールボックスのW9-39(木嶋研究室)。
 (I)第2回~第5回の講義から1つの講義を選択し、講義内容をまとめた上で、自身の見解を述べる。
    【締切日:5月24日 午後5時】
 (II)第6回~第11回の講義から1つの講義を選択し、講義内容をまとめた上で、自身の見解を述べる。
    【締切日:7月5日 午後5時】

(2)野村総合研究所での発表演習(40%)
* ワークショップに参加できない履修者は、第2回~第11回の講義からもう1つ講義を選択し、レポートを作成すること。
    【締切日:7月5日 午後5時】

担当教員の一言

サービス・サイエンスは非常に新しい分野であり、その学問としての論点や領域についても様々な見方が存在している。そのため、産・学・官の各領域よりゲストスピーカーを招き、多角的な視点からの講義・演習を計画している。講義を通じて、サービスに関する基礎的な視座を涵養することを目指したい。

このページのトップへ