社会的ジレンマの研究   Research on Social Dilemma

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担当教員
谷口 尚子  大浦 宏邦  川村 哲也 
使用教室
月7-8(W9-910)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
66068
シラバス更新日
2011年11月5日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期

講義概要

「集合的には協力することが望ましいが個人的には非協力(フリーライド)が得」であるような状況を「社会的ジレンマ」という。こうした状況はフリーライダーを誘発し、結果として集合的利益を阻害するという「社会的ジレンマ問題」を生む。この個人的合理性と社会的合理性の乖離の問題は、「秩序問題」「公共財供給問題」「集合行為問題(オルソン問題)」「共有地の悲劇」といった形で、政治学・経済学・社会学・社会心理学などで幅広く研究されてきた。本講義では、社会的ジレンマ問題を学際的に捉え、マルチメソッドで接近する。大浦は数理・進化ゲーム論、川村はシミュレーション、谷口は実証(調査、実験)による研究を解説する。受講者やゲストの研究の紹介も行いたい。

授業スケジュール
第1回 10月 3日(月) ガイダンス、社会的ジレンマ問題の概要(谷口)
第2回 10月17日(月) 囚人のジレンマの戦略(川村)
第3回 10月27日(木) 実は月曜の授業をしなければならないが、休講する
第4回 10月31日(月) 社会的ジレンマの戦略 -互恵性と利己性の共存(川村)
第5回 11月 7日(月) 利己、利他、互恵性の共進化(川村)
第6回 11月14日(月) 社会心理学における社会的ジレンマ研究(谷口)   
第7回 11月21日(月) 政治学における社会的ジレンマ研究(谷口)
第8回 11月28日(月) 理論研究1 ー集団選択モデルの基礎ー(大浦)
第9回 12月 5日(月) 理論研究2 ーサンクションの進化モデルー(大浦)
第10回12月12日(月) 院生発表(川村司会)
第11回12月19日(月) 院生発表(大浦司会)
第12回 1月16日(月) ゲスト講義(谷口司会)
第13回 1月23日(月) 理論研究3 ー一般的信頼の進化モデルー (大浦)
第14回 1月30日(月) ゲスト講義(谷口司会)
第15回 2月 6日(月) まとめ・レポート提出 (谷口)

講義の目的

「集合的には協力することが望ましいが個人的には非協力(フリーライド)が得」であるような状況を「社会的ジレンマ」という。こうした状況はフリーライダーを誘発し、結果として集合的利益を阻害するという「社会的ジレンマ問題」を生む。この個人的合理性と社会的合理性の乖離の問題は、「秩序問題」「公共財供給問題」「集合行為問題(オルソン問題)」「共有地の悲劇」といった形で、政治学・経済学・社会学・社会心理学などで幅広く研究されてきた。本講義では、社会的ジレンマ問題を学際的に捉え、マルチメソッドで接近する。大浦は数理・進化ゲーム論、川村はシミュレーション、谷口は実証(調査、実験)による研究を解説する。受講者やゲストの研究の紹介も行いたい。

講義計画

授業スケジュール
第1回 10月 3日(月) ガイダンス、社会的ジレンマ問題の概要(谷口)
第2回 10月17日(月) 囚人のジレンマの戦略(川村)
第3回 10月27日(木) 実は月曜の授業をしなければならないが、休講する
第4回 10月31日(月) 社会的ジレンマの戦略 -互恵性と利己性の共存(川村)
第5回 11月 7日(月) 利己、利他、互恵性の共進化(川村)
第6回 11月14日(月) 社会心理学における社会的ジレンマ研究(谷口)   
第7回 11月21日(月) 政治学における社会的ジレンマ研究(谷口)
第8回 11月28日(月) 理論研究1 ー集団選択モデルの基礎ー(大浦)
第9回 12月 5日(月) 理論研究2 ーサンクションの進化モデルー(大浦)
第10回12月12日(月) 院生発表(川村司会)
第11回12月19日(月) 院生発表(大浦司会)
第12回 1月16日(月) ゲスト講義(谷口司会)
第13回 1月23日(月) 理論研究3 ー一般的信頼の進化モデルー (大浦)
第14回 1月30日(月) ゲスト講義(谷口司会)
第15回 2月 6日(月) まとめ・レポート提出 (谷口)

教科書・参考書等

授業内で指示します。

関連科目・履修の条件等

特にありません。

成績評価

授業参加度、実習成果物、研究計画書で評価します。

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