本講義は、日中美術史に共通する分野である文人画(南画)の、近代における異なる変遷に着目し、それにかかわる人物、事象を取り上げ、絵画作品とともに具体的に分析し、読み解いていく。関連する展覧会への見学も交えて、美術を中心とした近代日中文化関係の一側面を理解するうえで、その背後に潜む日中文化の発展にかかわる諸問題について考える。
本講義は、日中美術史に共通する分野である文人画(南画)の、近代における異なる変遷に着目し、それにかかわる人物、事象を取り上げ、絵画作品とともに具体的に分析し、読み解いていく。関連する展覧会への見学も交えて、美術を中心とした近代日中文化関係の一側面を理解するうえで、その背後に潜む日中文化の発展にかかわる諸問題について考える。
1.解題・文人画鑑賞の基礎知識
2.日中文人画の流れ
3.時を得ない近代の日中文人画
4.「最後の巨匠」富岡鉄斎と中国
5.海上派のリーダー、「最後の文人」呉昌碩と日本
6.北方画壇のリーダー、金城と日本
7.展覧会見学
授業時に指示する
とくになし
毎回の講義に書く感想文と学期末のミニ発表による。