個人,組織,集団,あるいは国家などを自律的な意思決定主体として捉え,システム科学の視点から,それらが多様な価値観と決定行動原理に基づき相互作用する状況を多主体複雑系として定式化する。ついで,特に多主体間の折り合い・共生・紛争という側面を,数理的モデル・シミュレーションモデルから,バーバルモデルまで幅広い方法論を駆使して考察する。さらに,そのような分析を踏まえ,多主体の共生・共存(アコモデーション)を支援する方法論についても論述する。
個人、組織、集団、あるいは国家などを自律的な意思決定主体として捉え、システム科学の視点から、それらが多様な価値観と決定行動原理に基づき相互作用する状況を多主体複雑系として定式化する。ついで、特に多主体間の折り合い・共生・紛争という側面を、数理的モデル・シミュレーションモデルから、バーバルモデルまで幅広い方法論を駆使して考察する。さらに、そのような分析を踏まえ、多主体の共生・共存(アコモデーション)を支援する方法論につい ても論述する。
1 システム科学の基礎
2 共生するシステムとそのモデル
3 敵対・紛争するシステムとそのモデル
4 価値観の折り合いとその支援:システムアプローチ
講義資料を配布する。
講義は自己完結的なので特に条件はない。
講義への参加程度と試験またはレポートにより行う。
本講義は、「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム特別教育研究コース(コース長:木嶋恭一教授、 コースWebサイト:http://www.service-i.titech.ac.jp/)」、 「合意形成学特別教育研究コース(コース長:猪原健弘准教授、コースWebサイト: http://www.ipcob.org/course/)」 のコース指定科目である。本講義を履修する場合、これら2つのコースのいずれかを履修することが望ましい。これらのコースの履修方法や修了認定方法 など詳細については、各コースWebサイトを参照のこと。さらに不明な点がある場合は、courses@valdes.titech.ac.jp 宛に問い合わせること。