本学教員と産業界からの実務家とのコラボレーションにより,前半では,新しい学際領域サービス科学の意義・定義からその現在の位置まで,社会システム科学の視点から包括的に論じる。後半は,サービス科学を実際にインプリメントしている実務家を多方面から招き,サービス科学の学問的および実践的な今をビビッドに紹介する。
特別教育研究コース「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム」のコア科目である。本コースを履修するすべての学生に受講することを強く勧める。本学教員と産業界からの実務家とのコラボレーションにより、前半では、新しい学際領域サービス科学の意義・定義からその現在の位置まで、社会システム科学の視点から包括的に論じる。後半は、サービス科学を実際にインプリメントしている実務家を多方面から招き、サービス科学の学問的および実践的な今をビビッドに紹介する。
※ 以下は現在の予定であり、都合により変更することがある。
I サービスの基礎理論
(1) 4/17(金)
オリエンテーション 「サービス・システム科学とは」
木嶋恭一(価値システム専攻 教授)
(2) 4/24(金)
「On Demand Innovation Services (ODIS)」
澤谷由里子(日本IBM(株)東京基礎研究所)
(3) 5/1(金)
「サービス・モデリングの手法」
岡安英俊(価値システム専攻 特任講師)
(4) 5/15(金)
「IBMにおけるSSME関連プロジェクト」
日高一義(日本IBM(株)東京基礎研究所)
II サービス・イノベーションの事例研究
(5) 5/22(金) (6) 5/29(金) (7) 6/5(金)
「サービス・イノベーションの事例から何を学ぶか」
野村総合研究所よりゲストスピーカーを招いて行う。
(8) 6/12(金)
「XBRLが拓く情報交換の可能性」
和田芳明(日本銀行 金融機構局)
(9) 6/19(金)
「社会アーキテクチャデザインとしてのサービス・イノベーション」
出口弘(知能システム科学専攻 教授)
III サービス・イノベーション創出演習
(10) 6/26(金)(11) 7/3(金) (12) 7/10(金)
「サービス・プラットフォーム・イノベーション」
ボストン・コンサルティング・グループより、ゲストスピーカーを招いて行う。
講義資料を配付する。
特になし
数本のレポートによって評価する。第Ⅲ部の演習については最終回に実施するプレゼンテーションにより、レポートに代えて評価を行う。課題説明やグループ分けを行うので、プレゼンテーションに参加する者は第III部の講義に休まず出席すること。
サービス・サイエンスは非常に新しい分野であり、その学問としての論点や領域についても様々な見方が存在している。そのため、産・学・官の各領域よりゲストスピーカーを招き、多角的な視点からの講義・演習を計画している。講義を通じて、サービスに関する基礎的な視座を涵養することを目指したい。
なお、本講義は、「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム特別教育研究コース(コース長:木嶋恭一教授、 コースWebサイト:http://www.service-i.titech.ac.jp/)」のコース指定科目である。本講義を履修する場合、コースについても履修することが望ましい。これらのコースの履修方法や修了認定方法 など詳細については、各コースWebサイトを参照のこと。さらに不明な点がある場合はcourses@valdes.titech.ac.jp 宛に問い合わせること。