社会を研究する手段として数理モデルやエージェントベースシミュレーションがある。仮定のシンプルなモデルでも、複雑であると思われている社会を的確に表現する場合もあり、社会の本質を見極める手段として非常に有用なツールである。この講義では社会に関する代表的なモデルを紹介し、演習時間もはさみながら、モデルの解析手法の基礎を講義する。この講義を通して社会のモデル研究の面白さや難しさ、長所・短所を学んで欲しい。
社会を研究する手段として数理モデルやエージェントベースシミュレーションがある。仮定のシンプルなモデルでも、複雑であると思われている社会を的確に表現する場合もあり、社会の本質を見極める手段として非常に有用なツールである。この講義では社会に関する代表的なモデルを紹介し、演習時間もはさみながら、モデルの解析手法の基礎を講義する。この講義を通して社会のモデル研究の面白さや難しさ、長所・短所を学んで欲しい。
(1)微分・差分方程式を用いた社会モデルの数理・数値解析手法
(2)文化伝達の差分方程式モデルと進化ダイナミクス
(3)エージントベースモデルのコンピュータシミュレーション
(4)自由課題(社会のモデルを作成、計算し、結果を現実社会と照らし合わせながら吟味)
講義中に指示
大学1,2年程度の微分積分、線形代数の知識が前提。未習得者は各自で学習すること。
レポート(演習課題2回、自由課題1回)
やる気のある人、歓迎です。
本講義は、「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム特別教育研究コース(コース長:木嶋恭一教授、コースWebサイト:http://www.service-i.titech.ac.jp/)」、「合意形成学特別教育研究コース(コース長:猪原健弘准教授、コースWebサイト:http://www.ipcob.org/course/)」のコース指定科目である。本講義を履修する場合、これらのコースのいずれかを履修することが望ましい。これらのコースの履修方法や修了認定方法など詳細については、各コースWebサイトを参照のこと。さらに不明な点がある場合は、courses@valdes.titech.ac.jp 宛に問い合わせること。