事実報道,法律,科学論文から始まって宗教,物語,神話に至る様々な言説について,テキストの内部編成,論理構造,反証メカニズム,実証法,論理操作などを解明するのが,言説編成である。授業は,毎年個別のテーマを選んで,情報発信や意思決定など具体的な言説編成の場面を実例を通して学ぶ。
この講義では、社会とそれをなり立たせる知の構造を、編成された言説の集合体としてとらえ、 その具体相、たとえば科学、宗教、法律といった知のシステムのあり方を考察する。その知見を、 組織や国家機関における政策決定、合意形成のプロセスに応用し、具体的事例を通じて各自が 戦略的な言説編成の能力を養うことを体得することをめざす。
2009年度は「ポリティカル・スピーチ」をテーマとする。
第1講 ガイダンス:言説編成についての総論
第2講~第15講 ポリティカル・スピーチの理論ならびにスピーチスキルの実践を学ぶ
講義のなかで指定する。
平常点で評価する。