認知科学と感性科学の最先端について,研究の動向をまとめ展望する。言語,思考,感情などの高次認知過程と,美学(文学,詩学,音楽)などの高次感性過程が本講義の対象である。
認知科学の立場から、知識、感情、そして審美的価値の心的表象をモデル化する 方法についてい学習する。ここでいう価値(value)は、知識表象の中でも評価 (evaluation)、判断(judgment)、信念(belief)、感情(emotion)などから構成さ れる心的複合体である。表象(representation)は、認知システム上での内部表現 のことで、人工知能で表現、言語学で表示という訳語をあてているのと同一の概 念である。認知科学における諸パラダイムが、知識、感情、感性といった概念を どう扱っているか、という比較検討もおこなう。
ブロック1 知識計算 Knowledge computing
ブロック2 感情計算 Affective computing
ブロック3 美学計算 Aesthetic computing
授業開始時に指定する。
なし。
学期末までに提出するレポート一編の成績に基づく。
講義の50%程度は、英語でおこなう。Lispの知識があると、より深い理解が期待できる。
偶数年度開講科目。平成21年度は開講しません。