経済予測論   Economic Forecasting

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担当教員
飯塚 信夫 
使用教室
月3-4(W9-707)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
66015
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

「予測」をキーワードに日本や世界経済の様々な論点を切り出し,受講者とのディスカッションを通じて,「生きた経済」への理解を深める講義にしたい。具体的な論点は,受講者の研究・関心分野の即したものを選ぶが,例えば,①シンクタンク予測に比べて現下の雇用回復が遅れている背景に何があるか,②経済予測と実績のズレが現下の金融・株式市場にどのような影響を与えているか-などが考えられよう。なお,経済予測を行うために必要な,計量経済学,経済統計,マクロ経済学などの基礎知識や,経済予測の現実的な流れについても必要に応じて授業で解説・紹介し,PCを用いた実習の場も設けたい。

講義の目的

「予測」をキーワードに日本や世界経済の様々な論点を切り出し、受講者とのディスカッションを通じて、「生きた経済」への理解を深める。

講義計画

具体的な授業の進め方は、ガイダンスの際に受講生の皆さんと相談しながら決めていくが、おおまかには前半・後半で下記の内容を考えている

《前半》
  基本テキストを利用しながら、経済予測の実際について概説する。経済予測に必要な、計量経済学、経済統計、マクロ経済学などの基礎知識についても必要に応じて解説・紹介する(可能であれば、PCを用いた実習の場も)。

《後半》
 受講生の皆さんと相談しながら、経済予測に関連したテーマを選び、掘り下げて概説・議論していく。テーマの例としては、以下の通りである。

(1) 予測手法の研究(時系列分析、計量モデル構築など)

(2) 予測対象となるデータの研究(経済統計学)

(3) 予測結果に対する研究(合理性の研究、期待の抽出など)

(4) 予測対象地域の研究(日本経済、米国経済など)

(5) 予測対象テーマの研究(景気循環、労働経済、消費行動、企業行動など)

教科書・参考書等

基本テキスト

・飯塚信夫・加藤久和『EViewsによる経済予測とシミュレーション入門』日本評論社
・ F. X. Diebold, Elements of Forecasting, Fourth Edition, Thomson South-Western.

このほか、講義の中で参考テキストや関連論文を適宜指示する。

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

出席、ディスカッションへの貢献度、レポートによる。

担当教員の一言

「生きた経済」の解釈と経済予測に“正解”はない。間違ってもいいので、自分の見方や意見をどしどし述べてくれる参加者を歓迎します。

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