社会理工学実践論理思考   Logical Thinking in Practice

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担当教員
中川 正宣  赤間 啓之  飯島 淳一  山岸 侯彦  佐藤 泰介 
使用教室
木9-10(W9-202SeminarRoom of theDepartmentof HumanSystems)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
65055
シラバス更新日
2014年9月18日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期

講義概要

言語,心理,情報,経営等,実際的な研究の様々な視点から人間の論理的思考について考察し,その実践的側面を明らかにする。

講義の目的

言語、心理、情報、経営等、実際的な研究の様々な視点から人間の論理的思考について考察し、その実践的側面を明らかにする。

講義計画

以下の内容で授業を行う(第1回授業は10月18日に開講します。)。
〇人間が行う演繹的推論、帰納的推論について、心理学的視点からの理論的、実験的研究の紹介を行う。(中川正宣:人間行動システム専攻)
〇比喩の理解・生成の認知メカニズムに関する研究の紹介を行う。特に、確率的言語統計解析を用いた数理モデルによるシミュレーションと心理実験による検討を扱う。(中川正宣:人間行動システム専攻)
〇「確率の理解」を扱う。確率はコルモゴロフの公理の上に成立する論理体系で、天気予報でも馴染みある概念である。しかし、確率を正しく理解し、論理的に判断することは決して容易ではない。山岸担当回では、論理課題としての確率判断が困難である原因を紹介する。(山岸侯彦:人間行動システム専攻)
〇修辞、文彩、比喩の論理学を扱う。直喩を始めとして、これら曖昧な言表は、しばしば命題の形を取る。修辞、文彩、比喩は、実は普遍と個体に関するスコラ哲学の問題を孕んでいる。その問題を現代に蘇らせようとする精神分析などの試みと、どう関わるかについても触れる。(赤間啓之:人間行動システム専攻)
〇人工知能に於ける論理の形式化と確率推論について説明する。一階述語論理の導入の後、定理証明の研究から生まれたプログラミング言語、および確率推論について説明し、論理推論と確率推論の融合の試みを紹介する。(佐藤泰介:計算工学専攻)

教科書・参考書等

特になし

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

レポート・出席

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