生体動態学   Kinetics of Biological Responses

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担当教員
林 直亨 
使用教室
火5-6(W935)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
65083
シラバス更新日
2013年10月3日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期

講義概要

生体応答を理解するうえではホメオスタシスを理解する必要がある.そこで,まずは短期のホメオスタシス維持に欠かせない自律神経系について講義を通じて学ぶ.その後,生命維持に直結する循環系について,講義を主体に,実演を通して学ぶ.担当教員の専門である呼吸循環系の神経性調節を例に理解を深めてもらう.

講義の目的

ヒトの身体の応答過程について考え,主にヒトの生体応答を指標として研究を進める上での基礎的な知識を習得することを目的とする.

講義計画

以下は予定であり,受講者との興味・希望によっては若干変更することもある.
1. オリエンテーション,
2. ホメオスタシス
3. 自律神経の構造と機能Ⅰ(入力情報:末梢神経系)
4. 自律神経の構造と機能Ⅱ(出力情報:末梢神経系)
5. 自律神経の構造と機能Ⅲ(制御:中枢神経系)
6. 心臓と循環系Ⅰ(循環調節システムと評価法)
7. 心臓と循環系Ⅰ(運動に伴う循環制御)
8. 心臓と循環系Ⅱ(ストレスに伴う循環制御)
9. エネルギー供給系
10. 自律神経系と循環系の適応・不適応
11. 身体制御の概要Ⅰ(生体内制御系)
12. 身体制御の概要Ⅱ(制御系の故障:疾患と病態)
13~15. 発表(発表の内容によって,実演や発表者の内容を補足するための講義を行う)

教科書・参考書等

教科書はない.参考書については,その都度指示する.

関連科目・履修の条件等

なし.

成績評価

参加点 出席は取らない.良い質問・コメントをすれば,~5点を加算する.良い質問ならば点数は高いが,1講義での上限は10点.
発表点 70点(1つのテーマに関して約20分間の発表時間を与える.発表者がそのテーマに沿った必要な情報を発表したか,内容は正確か,発表者の理解は十分か,質疑応答は適切だったか,を理解点50点として評価する.内容の順序,発表の仕方が適切だったか,を発表点20点として評価する.)
口頭試問点 20点(発表後に口頭での試験を行う)

担当教員の一言

人間を対象として測定・実験をしている方の受講を望みます.

オフィスアワー

メイルをしたうえであれば,いつでも.

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