運動器の各部位に関して,基礎解剖学的な捉え方は必要であるが,特に本専攻にあっては機能的に捉える考え方の方が,バイオメカニクス的な研究を進めていく上で有効と考えられる。膝,足首,大腿部,肩,肘,手首などの筋肉,靭帯,腱のつき方ならびにある種の運動が発現するメカニズムなどに関して概説する。
なお、本授業は,偶数年度開講科目である。
膝、足首、大腿部、肩、肘、手首などの筋肉、靭帯、腱のつき方ならびにある種の運動が発現するメカニズムなどに関してビデオ,DVD、パワーポイントを用いて概説することによって、本授業により運動時の筋腱や関節、靱帯などの働きを統合して理解することをねらう。
本授業では筋、骨格系を中心としてそれが運動時にどのように働いているのかをDVDやMRIを使い部位別、運動動作別にマクロレベルで検討する。
1. 1月30日:全身の解剖学的的知識を得るために、体幹、骨盤大腿、膝、下腿、足関節、足部のDVDより各部位の筋、関節、骨の位置関係 形状についての観察を行う。次にwalking, running動作時の股関節、膝関節、足関節の動きと筋の働きについて検討する
2. 1月31日:上肢を中心とした検討を行う。特に肩関節、肘関節、手関節、手指の動きと筋の動きとの関係をDVDにより観察する。特に投球動作を想定した時の肩、肘、手関節の連動した動きを検討する
3. 2月1日は体幹の動きと筋の働き、特に最近注目されている大腰筋、腹斜筋、腹横筋などの動きに注目する。
本授業により運動時の筋腱や関節、靱帯などの働きを統合して理解することが出来る様になると思われる
特になし。
特になし。
出席およびレポート評価。
身体運動やスポーツ動作に興味をもたれる学生の受講を希望する。