教育工学研究概論   Introduction to Educational Technology Research

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担当教員
松田 稔樹 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
65070
シラバス更新日
2010年4月7日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期

講義概要

1. 教育工学研究を行う上で必須の用語、概念、モデル、方法、人名、システムなどについて理解した上で、最近の研究動向や社会的ニーズを文献から把握し、修士論文計画を立てる上で役立つディスカッションを行う。
(※研究計画そのものを議論するのではなく、研究計画を立てる前提として検討すべき要因を明らかにするための議論を行うという意味である。)
2. 本授業の成果として、履修者は以下のことができるようになることを目標とする。
・教育工学の重要語句等を覚え、具体例を挙げながらその意味等を説明できるようになる。
・自分が関心のあるテーマについて、最近5年程度の日本国内の研究動向を把握し、その分野の研究を行っている研究者(グループ)や、そのテーマの研究に革新をもたらす可能性のある他分野の研究トピックスを挙げられるようになる。
・修士論文研究を進める上で、今後調べるべき海外の研究やその調べ方、研究成果の要点となる有効性を主張する際の評価指標や比較対象となる研究成果、研究を進める上で留意すべき倫理的問題などを説明できるようになる。

講義の目的

1. 教育工学研究を行う上で必須の用語、概念、モデル、方法、人名、システムなどについて理解した上で、最近の研究動向や社会的ニーズを文献から把握し、修士論文計画を立てる上で役立つディスカッションを行う。
(※研究計画そのものを議論するのではなく、研究計画を立てる前提として検討すべき要因を明らかにするための議論を行うという意味である。)
2. 本授業の成果として、履修者は以下のことができるようになることを目標とする。
・教育工学の重要語句等を覚え、具体例を挙げながらその意味等を説明できるようになる。
・自分が関心のあるテーマについて、最近5年程度の日本国内の研究動向を把握し、その分野の研究を行っている研究者(グループ)や、そのテーマの研究に革新をもたらす可能性のある他分野の研究トピックスを挙げられるようになる。
・修士論文研究を進める上で、今後調べるべき海外の研究やその調べ方、研究成果の要点となる有効性を主張する際の評価指標や比較対象となる研究成果、研究を進める上で留意すべき倫理的問題などを説明できるようになる。

講義計画

以下の時間配分で1~3回を4月中に、4・5回を5月中に行う。
日程の詳細は、担当教員が開設している授業関するWebページアドレスを参照のこと。

1回目(4時限分):教育工学研究に必要な重要語句等の解説 1
2回目(3時限分):教育工学研究に必要な重要語句等の解説 2
3回目(1時限分):重要語句やその意味を覚えたかどうかのテスト
4回目(3時限分):調査結果の中間発表
5回目(4時限分):調査結果の発表と討論

教科書・参考書等

・教育工学事典(日本教育工学会)
・情報教育事典(丸善)
・日本教育工学会論文誌
・日本教育工学会全国大会講演論文集
・日本教育工学会研究報告集
・日本科学教育学会年会講演論文集
・科学教育研究(日本科学教育学会)
・電子情報通信学会論文誌
・電子情報通信学会技術研究報告
・インストラクショナルデザインの原理(ガニェ他著/鈴木他訳、北大路書房)

関連科目・履修の条件等

・修士課程初年次学生を対象として行う。
・博士課程学生で履修を希望する者については、個別に相談の上、本授業を履修する意義があるかどうかを検討した上で履修を認めるかどうか決定する。(なお、その場合も博士課程初年次以外の学生は原則として履修を認めないものとする。)

成績評価

・テスト、発表、レポートによって、上に示した本授業の目標が達成されたかどうかを評価する。
・なお、出席についても加味する可能性がある。

担当教員の一言

・この授業で扱う内容は、教育工学研究の基礎・基本であり、修士論文(や博士論文)は、この授業で扱われる研究上の留意事項をクリアしたものであることが求められる。
・大学・大学院設置基準で、1単位の演習授業は、標準的に大学での授業時間15時間、各自が個別に行う自己学習30時間で構成されるとされている。授業計画の3は、自己学習の時間にカウントすべきものであり、授業時間には含まれない。また、用語等の記憶・理解が不十分な場合、自己学習に標準時間の数倍の時間がかかることを認識しておくこと。

その他

担当教員が開設している授業関するWebページアドレス
http://www.et.hum.titech.ac.jp/~matsuda/ET-intro.html

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