The objective of this course is to provide students some basic skills for making academic presentations in English using visual aids.
海外の学会で英語で発表ができるようなレベルを目指して、英語プレゼンテーションの技術を実践的に学ぶ。プレゼンテーションの様々な要素(構成、言語表現、資料の作成法、話し方、非言語的な表現、質疑応答など)について学びながら、練習を重ねて自分のものにして行く。相互評価をすることによって人に批判的に見られることに慣れ、互いに学び合う。
1. プレゼンテーションの要素(1-2講)
効果的なプレゼンテーションができるようになるために、それを構成する要素について学ぶ。内容の効果的配列、構成、資料の作成法、効果的な言語表現、話し方、表情やアイコンタクトなどの非言語的表現について、実例を見せながら説明する。
2. 実践(1)(3-4講)
自分の専門と興味分野について一人10分発表(ビデオ撮影)。自己評価、相互評価を通じて弱点、学ぶべき点を意識する。
3. 効果的なプレゼンテーションの内容構成・資料の作成法(5-6講)
英語的な構成(序論、本論、結論)、ディスコース(総論を各論が支え、簡潔かつ論理的に展開)について例を見ながら学び、自分の発表(15分)をアウトラインから作る。それに合わせて効果的なスライド、資料を用意する。
4. 実践(2)(7-8講)
15分の模擬学会発表(ビデオ撮影)。自己評価、相互評価を通じて改善点を考える。
5. 効果的な言語表現と話し方(9-10講)
プレゼンテーションを効果的にする様々な言語表現と話し方(速さの調整、抑揚など)について例を見ながら学び、実践(2)の発表を改善する。
6. 効果的で自分に合った非言語的表現法・質問への対処(11-12講)
アイコンタクト、表情、身振り手振りなどの非言語的表現について、例を分析しながら、自分と比較する。実践(2)の発表の改善に生かす。更に質問への対処法を学ぶ。
7. 実践(3)=最終発表(質疑応答5分を含む20分)(13-15講)
学んだことを生かして、実践(2)を改善したものを発表する。実践(2)と比較して改善された点、今後更に改善が必要な点を考える。
ハンドアウト配布。
特になし。
出席、3回の発表、原稿や資料の提出、自己評価、相互評価活動への参加などに基づく総合評価
学んだことを実践しながら自己評価、相互評価を重ねる「参加型」授業なので、積極的な態度で臨むことが必要である。