Webベース学習システム設計   Web-based Learning System Design

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担当教員
赤堀 侃司 
使用教室
火3-4(W9-202)  
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
65039
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

Webで実装される学習システムの概念と実装法の基礎を習得する。データベースと連携した学習支援システムを初めて実装する学生をターゲットにして,例示と実習によって構築法の基礎を学ぶ。具体的には,データベースソフトの使用方法,スクリプト言語の文法を基礎から学び,最後に自らWebベースの簡易的な学習支援システムを実装する。授業で使用する環境は,Microsoft Windows,IIS,Access,ASPで行うが,ここで習得する知識や技術はLinux,Apache,MySQL,PHPにただちに応用できる。

講義の目的

Webで実装される学習システムの概念と実装法の基礎を演習を通して習得する。具体的には、Database+Application+Web Browserからなる三階層Client-Server Modelの仕組みを学び、Database Management System, SQLの基礎と、Active Server Pagesによるシステム構築方法を学ぶ。授業では、毎回小さな演習課題をこなしながら徐々に実用的なシステムに仕上げていく。開発・実行環境は、OSとしてMicrosoft Windows XP以上、DBMSとしてMicrosoft Access 2000以上、Web ServerとしてInternet Information Server 5.0以上、開発言語をVisual Basic Scriptを想定して行うが、学習システム設計の基本知識・技術はLAMPシステム(Linux + Apache+MySQL + PHP)など、多くのシステムに応用することができる。

講義計画

大きく以下の項目を学ぶ。
1.データベース設計/SQLの基礎
2.Visual Basic ScriptとASP(ActiveServerPages)
3.ODBCとADO(ActiveDataObject)
4.データベースとWWWの連携システムの実装
5.自分の研究と関係のある簡単なWebベースシステムプロトタイプの実装

合計で8回の講義を行う。
第一回目はガイダンスで、10/21(火)に行う。以後毎週火曜3・4時限に行う。

教科書・参考書等

なし.必要に応じて資料を配布し,参考書は紹介する。

関連科目・履修の条件等

授業時に演習をするので、各自毎回、以下の条件を満たすWindowsノートパソコンを持参できること。

・OS:Microsoft Windows XP/Vista(ローカールアドミニストレータ権限があること)
・無線LANにアクセスができること(教室の無線アクセスポイントに接続)
・データベース:Microsoft Access 2000/XP/2003(なくても受講は可だがある方が良い)

成績評価

課題と出席によって行う。

担当教員の一言

論より実装、実際に実用的な学習システムを構築できるようになるための実践力を身につけられる演習にする予定。初めてウェブ・データベースプログラミングを経験する学生を念頭において授業を進める。SQLやScripting経験は不要。Advancedな学習を希望する学生にはむしろ不向き。授業時間外で演習や課題に時間を多く割ける学生を希望。

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