教育システムの設計・評価や教授活動の計画・評価に有効な数理的・工学的手法について,事例を上げながら講義する。具体的には,教育目標の構造化手法,学習評価の方法,ハイパーテキストの設計手法,テキストデザインの方法,グループウェアを活用した学習活動の分析手法,コミュニケーション分析の方法などを扱う。教育情報工学の構築について講義を行う。
講義は、教育工学テキスト-応用編-(@)を元に討論を中心にする。
4月12日 1章 教育工学方法論
教育工学の変遷(Robert A. Reiser)
4月19日 2章 認知的な学習理論
認知と状況(Resnick,L.B.)
4月26日 3章 状況的な学習理論
活動理論(Kari Kuutti)
5月10日 4章 知識の表現と伝達(1)
注釈の付け方(F.Shipman,etal.)
5月17日 5章 知識の表現と伝達(2)
知識マップの有効性(D.D.Suthers, etal.)
5月24日 休講(海外出張で、すいません)
5月31日 6章 学習者との相互作用
相互作用の仕方(D.Cohen)
相互作用の効果(J.C-Castillo, etal.)
6月7日 7章 プレゼンスの意味
online学習と存在感(Richardson J.)
social presenceの指標(C.N.Gunawardena)
6月14日 休講(出張で、すいません)
6月21日 8章 コミュニティーの変化
TVによるコミュニティー(A.P.Rovai, etal.)
Onlineによるコミュニティー(C.Brook)
6月28日 9章 ヒューマンインターフェース
テキストデザイン(Technology of Text, Jonassen,D.H.)
7月5日 10章 理解の仕方
自己説明の概念(Chi,M.T.H)
7月12日 11章 方法知の学習
学習方略(Ashman, A.F.)
7月19日 12章 授業設計 (休日であるが、補講をする)
自己調整の教授設計(Ksthryn Ley)
13章 教育の理念と哲学 (予備1)
4つの教育哲学(Ryan,K.)
14章 現代の教育課題 (予備2)
電子カウンセリング(K.Akahori)
参考文献として、「教育工学への招待」(ジャストシステム、P0)を推奨する。
レポートと出席による。
赤堀侃司(あかほりかんじ)
Tel.+81-3-5734-3233, Fax.+81-3-5734-2995
E-mail. akahori@ak.cradle.titech.ac.jp
HP: http://www.ak.cradle.titech.ac.jp/index_j.html
石川台6号館425号室