地域情報解析特論   Regional Information Analysis

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担当教員
樋口 洋一郎 
使用教室
金7-8(W832)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
77047
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

地域に関する社会経済的情報のみならず地域間の人口移動,物流,情報交流(電話,郵便)などの空間的相互作用,地域間産業関連などの経済的相互作用に関する情報にもとづき政策決定する際の数理モデルと実証分析を紹介し,問題点を整理する。また問題点を解決するために,地域社会経済の機能属性とそれらの間の関係構造に着目し,空間的自己相関分析,空間的相互作用モデルなど,必要な概念・手法を整理・紹介する。

講義の目的

人口移動、産業連関、電話やインターネットなどの情報交流、国際貿易などの地域間相互作用の決定要因を探る研究において「重力モデル」は非常に有効である。この講義においては、計量経済学のための線形代数と行列による偏微分などを学び、重力モデルの推定における問題点を克服する手法を開発していく過程を学習する。この過程で計量経済学の最先端の一つにアプローチしてみることを目的とする。

講義計画

0.Introduction (1)
1.計量経済学のための線形代数と微分(2-5)
ベクトル化、クロネッカー積、アダマール積
0-1行列の定義
0-1行列の演算
Matrix Calculus
2.計量経済学におけるMISSPECIFICATION問題(6-7)
クロスセクションデータによる推定
パネルデータによる推定
3.2wayパネルデータ分析(8-9)省略する可能性あり
2WAY固定効果モデル
2WAYランダム効果モデル
4.相互作用の計量経済学 (10-13)
Gravity Model
クロスセクション分析
定式化
展開
応用分析
パネル分析へ向けて
既存のパネル分析
新しい定式化

教科書・参考書等

必要箇所において資料を配付する。

関連科目・履修の条件等

「大学院「計量経済分析」あるいは学部「応用計量経済分析」単位取得済みであること。または「パネルデータ分析」についてすでに学んだことがあること。

成績評価

(1)出席3点/回 12回 合計36点 2回目から
(2)小テスト(6回) 30点
(3)課題 34点
参考文献リストの中から2論文を選択し、それぞれの
(1)実証したい仮説
(2)計量分析手法
を整理し、2つの論文の
(3)分析手法について比較検討せよ
A4用紙5枚程度、締切7月31日(金)17:00樋口研究室まで
総計100点

その他

講義日程
(1) 4月 9日(木) Introduction
    4月10日(金) 授業なし
    4月17日(金) 休講      社会工学オリエンテーション15:00-15:45
(2) 4月24日(金)         出席記録開始
(3) 5月 1日(金)
5月 8日(金)すずかけ祭のため休講
(4) 5月15日(金)
(5) 5月22日(金)
(6) 5月29日(金)
(7) 6月 5日(金)
(8) 6月12日(金)
(9) 6月19日(金)
(10)6月26日(金)
(11)7月 3日(金)
(12)7月10日(金)
(13)7月17日(金)

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