広領域知識ベース特論   Theory & Applications of Urban Spatial Data

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担当教員
大佛 俊泰 
使用教室
月3-4(W831)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
77016
シラバス更新日
2010年9月20日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期

講義概要

近年,国土・都市・地域に関する様々な情報が,巨大な知識ベースとして整備されつつある。この知識ベースを整備・活用するための理論や技術を概観し,数理モデル等による応用事例について検討する。

講義の目的

コンピュータ技術の進展を背景に,国土・都市・地域に関する情報が巨大な空間データベースとして整備されつつある。空間データの作成・保存・管理・表示・分析方法について概観し,今後の課題について検討する。

講義計画

1.ラスター型データの理論
 ・データモデル,データの作成,マップレイヤー,分析例
 ・リコーディング,オーバーレイ,フィルタリング,バッファリング
2.ベクター型データの理論
 ・データベースの構造,位相的オーバーレイとゴミポリゴン
 ・オブジェクトの表現,トポロジーの表現,チェインコードと応用
 ・ラスターとベクターの比較,座標精度,計算速度,データ記憶,現象の性質
3.単純なアルゴリズム
 ・ラインの交差,ポリゴンの面積,ポイント・イン・ポリゴン
 ・ポリゴンオーバーレイ,計算の複雑さ
4.データの保存
 ・ランレングスコード,走査の順序と解読
 ・階層的データ構造(四分木)とアルゴリズム
5.DEMとTIN
 ・標高の推定,水系網の決定,場所性モデル
6.データ誤差の問題
 ・ディジタル化の問題,トポロジー変形,同定方法の問題
7.空間データの活用
 ・地理情報システムの応用例,空間相関分析法とセルサイズ
 ・地価モデル,土地利用効用モデル,利用圏モデル
 ・人口分布モデル,地域分類法,土地利用予測モデル
8.学生によるプレゼンテイション
(ただし,授業の充実化を図るために,講義計画は予告なしに変更する場合がある。)

教科書・参考書等

なし

参考書等
なし

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

授業出席,レポート,発表

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