地球水循環変動と陸域環境   Global Water Cycle and Terrestrial Environment

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担当教員
鼎 信次郎 
使用教室
月7-8(S611)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
77063
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

地球規模から流域規模にわたる水循環変動のメカニズム、現状、将来予測、観測・モデル化手法などについて解説する。また、水循環変動が陸域の社会や環境に与える影響についても解説する。学部レベルの水文学、水資源学に対して大学院レベルの発展・応用レベルの講義とも位置づけられるが初学者にも配慮する。

講義の目的

地球環境問題や社会基盤問題の一部としての水問題は、21世紀の人類の主要課題の一つであるものの適切な知識は普及していない。また、地球の水循環と水問題に関する研究成果は、現代の情報環境学の代表的な応用例の一つである。そこで、地球の水循環を概説、詳説することによって適切な知識を伝達し、議論を通して理解を深めることを目的とする。

講義計画

・水文学(地球水循環)とは
・気候変化と水害の変化、その中でのアジアの特性
・世界の水資源問題、水危機とvirtual water, water footprint
・地球の温暖化
・地球の放射平衡、温室効果
・地球大気の大循環と水の大循環
・アジアモンスーン
・降水と蒸発
・地球水循環の数値モデル化
・流域水循環の数値モデル化
・脱ダム宣言と緑のダム
・都市の水循環・水害マネジメント

教科書・参考書等

特になし。関連する書籍は講義中に情報提供する。

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

毎回の出席と小論文、および最終レポート

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