論理による証明は,情報を伝達,構成するプロセスと見なすことができる。このよう考え方とその応
用について習得すると同時に,ソフトウェアの分野に特有の様々な論理体系について理解することを目的とする。
ソフトウェアの基礎理論、とくに、コンピュータサイエンスの観点から数理論理学に
ついて講義する。
1. 自然演繹(1) 構文
2. 自然演繹(2) 証明の正規化
3. シーケント計算(1) 構文
4. シーケント計算(2) 自然演繹との対応
5. シーケント計算(3) カット除去
6. 型つきλ計算(1) 単純型つきλ計算
7. 型つきλ計算(2) 論理学との対応
8. 型推論アルゴリズム
9. 型つきλ計算(3)
10. 型つきλ計算(4)
11. 高階論理
12. 線型論理
13. まとめ
参考書等
1. Proofs and Types J.-Y.Girard et.al. Cambridge Univ.Press
2. Handbook of Logic in Computer Science S. Abramsky, Dov M. Gabbay, T.S.E. Maibaum
編,Clarenden Press,1992
3. Logic and Structure, D. van Dalen, Springer, 1997
←プログラム理論
→推論機構特論
複数回の小レポートと小テストにより評価する。
特になし
知識ユニット
述語シーケント計算,等号,自然演繹(述語論理、証明の正規化) シーケント計算(述
語論理、カット除去) 型理論(単純型体系、高階型体系) 型推論アルゴリズムさまざま
な論理学(高階論理、線型論理など)