計算科学の論理的側面に関する話題を選んで解説する。ラムダ計算,型理論,数理論理学など。
ラムダ計算は数学における「関数概念」の計算的な要素を抽出して作られた理論であり, 関数型プログラミング言語の基礎理論としても重要な意義を持つ. 本講義ではラムダ計算の基本的な性質を説明する.
また論理学における様相論理や直観主義論理について説明する.
・ ラムダ計算の性質(チャーチ・ロッサーの定理, 最左簡約定理,型付き項の強正規化定理など)
・ 様相論理
・ 直観主義論理
参考書等
・ 鹿島亮:C言語による計算の理論(サイエンス社)
・ 高橋正子:計算論(近代科学社)
・ 横内寛文:プログラム意味論(共立出版)
・ Hindley J.R. & Seldin J.P. : Introduction to Combinators and lambda-calculus (Cambridge University Press)
特になし
レポートと試験による.