アルゴリズムの設計と解析における最近の研究について紹介する。
計算世界観を実践する上で必要となる良いアルゴリズム設計技法の修得.とくに並列計算用のアルゴリズム技法について議論する.
1.アルゴリズムの記述法,時間計算量の測り方
2.アルゴリズムの設計法(基礎編):
再帰を使ったアルゴリズムの記述と分析
並列計算に適した分解法
3.アルゴリズムの設計法(実践編):
特定の問題に対するアルゴリズムの設計とプログラミング
並列計算による速度向上の演習と実験
参考書
1.T. Cormen, C. Leiserson, R. Rivest, and C. Stein, Introduction to Algorithms(2nd edition), MIT Press, 2001.
2.R. Motwani and P. Raghavan, Randomized Algorithms, Cambridge, 1995.
3.V. V. Vazirani 著,浅野 孝夫 訳,近時アルゴリズム,シュプリンガー・フェアラーク東京,2002.
プログラミング実習等があるため,C言語によるプログラミングの基本知識が必要となる.
小レポートと期末レポートにより評価する.(評価方法の詳細については授業時に説明する.)
本講義は計算世界観・教育研究コースの一つとして,「アルゴリズム特論」の授業内容を変更して設計したものである.