バイオミメティック化学   Biomimetic Chemistry

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担当教員
岡畑 惠雄  森 俊明 
使用教室
火1-2(B221)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
79005
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

学部で学んだ有機化学、生化学、生体類似機能学などの知識を元にして、生体膜の構造と機能、人工分子膜、などについてよりより深い知識を習得する事を目的として、主として、材料化学や有機科学や生化学の境界領域について学ぶ。      

講義の目的

学部で学んだ有機化学、生化学、生体類似機能学などの知識を元にして、生体膜の構造と機能、人工分子膜、などについてよりより深い知識を習得する事を目的として、主として、材料化学や有機科学や生化学の境界領域について学ぶ。      

講義計画

1.生体膜の構造と透過制御(プリント4枚)
1.1 生体膜の構造
1.2 生体膜における輸送
2.リポソーム(プリント11枚)
2.1 脂質分子の構造
2.2 リポソームの作り方
2.3 リポソームを用いた透過制御
3.合成二分子膜(プリント8枚)
3.1 合成二分子膜を形成する化合物
3.2 合成二分子膜の物理化学的性質
3.3 合成二分子膜の反応場としての利用
4.二分子膜固定化フィルム(プリント9枚)
5.1 水溶液からのキャストフィルム
5.2 ポリマーとのブレンド膜
5.3 多孔質膜への固定化
5.4 多孔質膜へのLB膜の累積
5.5 ポリイオンコンプレックス型二分子膜フィルム
5.5 単分子膜固定化多孔質ガラス
5.DNA二本鎖上での分子認識(PowerPoint)
8.1 DNAのハイブリダイゼーション
8.2 QCM法とSPR法の比較
8.3 ファージやゲノムDNAの検出
8.4 低分子化合物との相互作用
8.5 塩基配列特異的タンパク質の結合
8.6 ヘリックスペプチドとの相互作用
8.7 ポリメラーゼ反応
6.DNA-脂質複合体フィルム(PowerPoint)
10.1 DNA-脂質複合体の作製と有機溶媒中での挙動
10.2 有機溶媒からのキャスト膜
10.3 ホットプレス法によるフィルム化
10.4 Langmuir-Blodgett法による薄膜化
10.5 DNA鎖に沿った異方的電導性
7.生体触媒反応
7.1 生体触媒とは
7.2 生合成経路
7.3 反応の条件
7.4 加水分解反応
7.5 酸化反応
7.6 還元反応
7.7 生体触媒と有機溶媒
8.脂質修飾酵素の触媒作用   
8.1 エステル化反応
8.2 脂質修飾フォスフォリパーゼによるエステル交換反応
8.3 脂質修飾コレステロールオキシダーゼによる酸化反応
8.4 脂質修飾抗体触媒による加水分解反応
8.5 均一系での糖転移反応
8.6 二相系での糖転移反応
9.超臨界流体中での認識と反応
9.1 生体分子間相互作用
9.2 酵素反応
9.3 重合反応
9.4 表面修飾反応
10.糖鎖関連酵素反応のモニタリング
10.1 加水分解酵素
10.2 加リン酸分解酵素
10.3 糖転移酵素

教科書・参考書等

プリントを配布する。1から6までを岡畑 恵雄が担当し、7から10までを森 俊明が担当する。

関連科目・履修の条件等

「バイオミメティック化学」は(西暦)奇数年開講で、同じ内容で「生体類似機能化学」を(西暦)偶数年開講する。

成績評価

出席点と期末でのレポート

担当教員の一言

講義はプリントを配布して行う。後半はPowerPoint(本当はKeyNote)を用いて講義を行う。この場合も資料は配付する。

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