生体材料工学   Advanced Biofunctional Materials

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担当教員
赤池 敏宏 
使用教室
水5-6(B221)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
79007
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

本講義では,再生医学の基礎となるバイオマテリアルや生医学を解説する。

生体組織の解剖学・組織学・生理学・病理学・生化学をマクロとミクロとの相関性・相補性を中心に解説する。さらに生体組織と接触する各種人工臓器,ドラッグデリバリーシステム,遺伝子治療等々の医用高分子の生体適合性・生体機能性並びに設計論を解説する。また,各種臓器・組織・細胞等の有する機能及びこれらの制御と応用,更に人工的シミュレーション(バイオミメティックス)についても概説する。

講義の目的

本講義では、再生医学の基礎となるバイオマテリアルや生医学を解説する。生体組織の解剖学・組織学・生理学・病理学・生化学をマクロとミクロとの相関性・相補性を中心に解説する。さらに生体組織と接触する各種人工臓器、ドラッグデリバリーシステム、遺伝子治療等々の医用高分子の生体適合性・生体機能性並びに設計論を解説する。また、各種臓器・組織・細胞等の有する機能及びこれらの制御と利用、更に人工的にシミュレーションについても概説する。(主として赤池が担当)

講義計画

1. 生体機能材料とは
2. 生体組織と反応
3. 生体適合性材料・設計の基礎
4. 血液適合性材料
5. 組織適合性材料
6. 生体機能性材料設計の基礎
7. 各種人工臓器のバイオミメティックスー臓器機能(人工腎臓、人工肺、人工心臓、人工血管、人工皮膚、その他)
8. バイオ人工臓器(ハイブリッド人工臓器)への流れ
9. バイオ人工臓器各論(肝臓、膵臓、皮膚・粘膜、血管、腎臓、神経、骨・軟骨、腱・靱帯)
10. 再生医療・組織工学への流れ(細胞の調製、細胞外マトリックス工学、サイトカインネットワーク制御工学)
11. 再生医療・組織工学の応用展開各論
12. ドラッグデリバリーシステム、遺伝子治療への生体機能性材料の応用
13. ナノテクノロジーと生体機能材料の接点

教科書・参考書等

「生体機能材料学ー人工臓器・組織工学・再生医療の基礎」(バイオテクノロジー教科書シリーズ12 コロナ社)と、文献等。

関連科目・履修の条件等

輝く個性と意欲を持って参加して欲しい。

成績評価

出席、レポート、プレゼンテーション

担当教員の一言

この分野を専門にする人もしない人も21世紀の大きなバイオメディカルの流れとなる再生医療、ドラッグ(DNA)デリバリーシステム人工臓器の基礎をなすバイオマテリアルを勉強して欲しい。

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