生殖補助医療技術、遺伝子診断、遺伝子治療、生命維持、ES細胞やiPS細胞の活用など、現代の生命科学技術が目覚ましく発展してきている。これに伴い、次のような問題が多数生じている。
・生命倫理上の問題:人の尊厳や人権に関するものなど
・安全性の問題:遺伝子組換え技術、疫学調査、ヒトゲノム情報、ヒトES細胞研究等に係わるものなど
この問題に関し、講師が具体例を示し解説したうえで、学生間・講師で議論し、考え方を深め対応の仕方を学ぶ。
講義日時:
1.10月22日(水) 7~10時限(15:05~18:20)
2.11月12日(水) 7~10時限(15:05~18:20)
3.11月20日(木) 5~8時限(13:20~16:35)
部屋:すずかけ台 J棟2階J232講義室
遠隔配信:大岡山 本館地階B04
生命科学の多大な発展に伴って生じている、生命倫理や安全性の問題に関し、基本を学ぶとともに、
これらの問題に関し、科学者・技術者として、どのように考え、適切に対応してゆけば良いか、学ぶ。
【1.10月22日(水) 7~10時限(15:05~18:20)】
【2.11月12日(水) 7~10時限(15:05~18:20)】
≪講師≫ 増井 徹 氏 慶應義塾大学医学部 臨床遺伝学センター教授
現在ヒトゲノムの利用は、医学・生物学けんきゅうのみならず、医療での応用を進める段階にきた。その一方で、DTC(Direct to Consumer)のような、研究や医療の現場を離れた動きもある。
ゲノム情報を利用することの意味や、ゲノム情報の性質について解説し、いくつかの事例について検討し、討論を行う。
【3.11月20日(木) 5~8時限(13:20~16:35)】
≪講師≫ 齋藤 智也 氏 国立保健医療科学院健康危機管理研究部 上席主任研究官
人類の福祉や社会安全の向上を目指して、我々は科学・技術を扱っているはずであるが、それに内在する「悪用や誤用の恐れ」、すなわち「デュアルユース」の 問題に対して、研究者はどのように向き合っていくべきだろうか。
2012年に生物学分野で勃発した、インフルエンザH5N1ウイルスに関する研究論文の公表差し止め勧告に始まった一連の議論を題材に、この問題を一緒に考えてみたい。
特に無し
特に無し
出席とレポート