精神や神経活動を統御する中枢としての脳を理解するためには,解剖学・電気生理学・生化学・分子生物学などの幅広い知識が必要になる。現在の科学で脳の理解がどこまで進んでいるか,精神神経疾患の病態の理解も含めてそれぞれの分野の最先端にいる研究者を講師に迎えて基礎から臨床まで幅広く講義する。
精神や神経活動を統御する中枢としての脳を理解するためには,解剖学・電気生理学・生化学・分子生物学などの幅広い知識が必要になる。現在の科学で脳の理解がどこまで進んでいるか,精神神経疾 患の病態の理解も含めてそれぞれの分野の最先端にいる研究者を講師に迎えて基礎から臨床まで幅広く講義する。
聖マリアンナ医科大学 医科学専攻脳情報制御医学分野 教授
松井 宏晃先生
精神医学は人間の存在を、生物学的、心理学的、社会的、倫理的の各次元の階層的構造として捉えています。実際の精神障害(こころの悩み・病い)では、
(1)高次脳機能の障害(神経生物学的特性)と
(2)個人を取り巻く心理・社会的因子(環境要因)などが複雑に絡み合っており、「病む人間」として、人格を尊重しつつ、治療を進め、社会適応、社会復帰を目指すことになります。この点に留意しつつ、本講義では、代表的な精神障害について、その成因(原因)や治療法について、最近の神経生物学的研究の成果を交えながら紹介いたします。本講義を通して、精神障害への理解を深め、また有効な治療法や予防法の確立に繋がるような基礎研究に興味をもって頂けたら幸いです。
市川 眞澄 先生(東京都神経科学総合研究所)
横須賀 誠 先生(日本獣医生命科学大学)
特になし。プリントを配布。
特になし。
出席とレポート。