光学分子イメージング   Molecular Optical Imaging

文字サイズ 

担当教員
德永 万喜洋 
使用教室
水5-6(B226)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
72019
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

分子イメージングは、生体内において、タンパク質や遺伝子などの生体分子やその機能を可視化する技術・研究である。生命科学では、顕微鏡を用いたイメージングが多用されるようになっている。分子イメージングとしてポジトロン断層法等を使った研究の意で使われることもあるが、本講義では、光学顕微鏡を使ったイメージングを主に扱う。光学顕微鏡の基礎と原理、歴史から始め、GFP、蛍光エネルギー移動、1分子イメージングなどのトピックスを紹介する。

講義の目的

分子イメージングを概観し、歴史的背景、用いられる方法の原理を理解する。実際に研究をする上での注意点を重視する。1. 顕微鏡に関する実用上の基本をマスター、2. 分子機能イメージングに用いられる手法とその原理と応用を理解、3. 分子機能イメージングのトピックスに関する理解から研究への応用力を身につける。
大学院では、できあがったものを学ぶという学部までの学習から、自ら研究し学び創る姿勢へと、意識の180度変換することを重視する。

講義計画

1. Introduction to Molecular Imaging and Microscopy
2. Fluorescence Microscopy and Fluorescent Probes
3. Molecular imaging.
4. Topics on Molecular Imaging
毎回、古今の優れた論文を実際に自ら読み、その独創性のよって来たる理由を考察し、小レポートを提出してもらう。

教科書・参考書等

参考書:
Goldman, R.D., Spector, D.L.: “Live Cell Imaging” Cold Spring Harbor Laboratory Pr, 2004.
Shinya Inoue: “Video microscopy”, Plenum Press, 1st ed. 1986 (2nd ed. 1997)

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

レポート。出席点を加味。

担当教員の一言

高い独創性を身につけよう。自分で考える・やってみる・ネバーギブアップ。

このページのトップへ