原子力発電所の安全性を確保するために,どのようなプロセスを経て原子力プラントがつくられているの
か,「ものつくり」の観点から原子力における設計方法と規制体系を包括的に学び,今後の原子力の安全性
のあり方について考える。また,蒸気発生器伝熱管損傷やナトリウム漏えい事故などを経験してきた福井県
を例として取り上げ,原発立地地域の社会がどのように原子力と関わり,どのように共生してきたのか,その歴
史を学び,今後の地域共生のあり方について考える。さらに,原子力関連施設を見学し,福島原発事故後の
対応と現状を学ぶ。
この講義は,福井大学,大阪大学等と連携して,夏季休暇の4日間の集中講義として,福井大学で実施する。