核融合炉工学   Fusion Reactor Technology

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担当教員
飯尾 俊二  矢野 豊彦  高橋 実  筒井 広明 
使用教室
火5-6(原講571North No.25F-571)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
71039
シラバス更新日
2014年10月4日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期

講義概要

究極のエネルギー源として核融合炉を成立させるに不可欠な核融合炉工学研究の現状と展望について詳解する。核融合反応を生起・制御するための各種炉方式,第一壁・ブランケット,各種燃料サイクル,材料に関する研究課題とその解決への工学的アプローチ,さらには核融合システムの安全確保に関する工学について講議する。

講義の目的

本講義は究極のエネルギー源として期待される核融合炉を成立するため、開発が必要な工学最先端技術について講義し、技術的課題への理解を目的とする。授業では、核融合反応の基礎から各種炉概念の原理、燃料サイクル、安全性確保にかかる挑戦的技術研究の全体像を理解させる。

講義計画

1 核融合反応
2 磁場閉じ込め研究の歴史
3 トカマク装置、加熱・電流駆動
4 超電導コイル
5 炉心プラズマの物理、プラズマ計測
6 実験炉ITER
7 核融合のエネルギーを受ける第一 壁・ブランケットの熱工学的現状と課題
8 ITERブランケットの現状
9 過酷な条件下の核融合材料の現状と課題(1)
10 その(2)
11 核融合炉設計
12 トカマク型原型炉
13 ヘリカル型核融合炉の展望
14 核融合炉に関連するモンテカルロ計算
15 慣性閉じ込め核融合

教科書・参考書等

特になし(必要な資料並びにOHPのコピーを配布)

参考書等
01.Wston M. Stacey,""Fusion"", Wiley Interscience.
02.井形直弘編 「核融合炉材料」 培風館 1986
03.日本材料科学会編 「エネルギーと材料」 裳華房 1991
04.核融合研究I、II 名古屋大学出版会
05.関 昌弘編 「核融合炉工学概論」 日刊工業新聞社 2001

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

出席回数とレポート

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