革新炉工学特論   Advanced Nuclear Engineering

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担当教員
赤塚 洋  鈴木 雅秀  原田 秀郎  木下 泉 
使用教室
水5-6(原論North No.25F-571)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
71068
シラバス更新日
2012年9月26日
講義資料更新日
2012年9月27日
学期
後期

講義概要

原子力が将来にわたって社会を支えるためには,現状を打破する革新的な技術開発やそれを支える基礎研究が必須である。このような視点から,
(1) 原子力将来動向の展望(原子力新技術開発動向,新型炉開発の諸問題,原子力政策論)
(2) 原子力機器の構造健全性(概論,機器の破損・事故例,損傷メカニズムと対策,損傷事例解析,技術基準・規格)
(3) 放射性廃棄物の地層処分
最後に、革新炉工学を支えるために必要な専門知識の有無を確認すべく、原子炉主任技術者の筆記試験を例に取り、過去の問題演習を通じて、「原子炉工学の技術者」として自らを売り出すため、原子炉工学としてどのような内容/水準を身につける事が要求されるのか、確認の機会としたい。

講義の目的

原子力が将来にわたって社会を支えるためには、現状を打破する革新的な技術開発やそれを支える基礎研究が必須である。このような視点から、(1)原子力将来技術の展望、(2)原子力機器の構造健全性、(3)高レベル放射性廃棄物の地層処分、を講述する。
最後に、革新炉工学を支えるために必要な専門知識の有無を確認すべく、原子炉主任技術者の筆記試験を例に取り、過去の問題演習を通じて、「原子炉工学の技術者」として自らを売り出すため、原子炉工学としてどのような内容/水準を身につける事が要求されるのか、確認の機会としたい。

講義計画

01.革新炉開発と核データ1
02.革新炉開発と核データ2
03.革新炉の設計思想1
04.革新炉の設計思想2
05.原子力機器の構造健全性1.軽水炉時代の長期化と安定運転、軽水炉の安全確保と構造健全性
06.原子力機器の構造健全性2.健全性確保の方法
07.原子力機器の構造健全性3.軽水炉機器の破損・損傷メカニズムと事故事例
08.原子力機器の構造健全性4.技術基準・規格、構造健全性に係わる技術開発
09.革新炉による核変換1
10.革新炉による核変換2
11.革新炉に採用される革新技術1
12.革新炉に採用される革新技術2
13.原子炉主任技術者試験の概要、傾向と対策
14.過去の原子炉主任技術者試験問題演習および検討1
15.過去の原子炉主任技術者試験問題演習および検討2

教科書・参考書等

とくになし。講義にて資料を配付する。

関連科目・履修の条件等

特になし。原子炉理論、原子核反応・放射線、原子力熱工学、量子ビーム工学、核燃料サイクル工学、などを履修していると、一層理解が深まるであろう。

成績評価

レポートによる

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