軽水炉の運転に必要な核燃料物質や運転により発生する使用済燃料や放射性廃棄物などに対処するために種々の核燃料サイクル施設が建設され,種々の核燃料物質や放射性廃棄物が輸送されている。
本講義は,放射性物質の基礎を講述し,輸送されている核燃料物質と放射性廃棄物を紹介し,輸送物として分類するとともに,安全輸送を達成するための考え方,法規性,並びに,技術基準(未臨界機能,遮蔽機能,除熱・耐火機能,密封機能,構造強度)について講述する。
輸送物としての放射性物質の基礎を学び、輸送されている核燃料物質と放射性廃棄物と輸送物としての放射性物質の分類についての知識を得るとともに、安全輸送を達成するための考え方、法規制、並びに、技術基準(未臨界性、遮蔽機能、除熱・耐火機能、密封機能、構造強度)について理解する。
01.輸送物としての放射性物質の基礎
02.核燃料サイクルと放射性輸送物
03.安全輸送のための放射性物質の分類
04.安全輸送のための技術基準
05.輸送物の安全評価(1)
-未臨界性、遮蔽機能
06.輸送物の安全評価(2)
-構造強度、密封機能、除熱・耐火機能
07.安全輸送を確立するための輸送方法
-陸上輸送、海上輸送、航空輸送
核燃料物質等の安全輸送の基礎
有冨正憲・内野克彦・志村重孝
ERC出版 (2007) ISBN978-4-900622-40-1
特になし
講義中の質疑応答及びレポート
基礎から専門までを講義するので、他専攻の院生も履修できます。
上記テキストに従って講義しますので、開講までに必ず準備して下さい。