社会的責任   Social Responsibility

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担当教員
井頭 政之  水尾 順一 
使用教室
火7-8(原輪 North No.2 5F-571)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
71081
シラバス更新日
2010年9月20日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期

講義概要

現在,世界的レベルで企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility: CSR)が問われている。その背景には相次ぐ企業の不祥事があるが,それだけではない。企業と社会,そして行政も含めてあらゆるステークホルダーが人類や地域社会の持続可能な発展に向けて「協働する社会」の構築が求められている。これらを前提にしたとき,「世界の持続可能な発展を支ええる革新的原子力」の研究も,環境・社会・経済のトリプルボトムラインの視点に立った社会的責任(SR)の考え方が要求されるのは必定である。当講義ではセルフ・ガバナンス(自己統治)を根底として,SRの基本的考え方である法的責任から,社会貢献責任にいたる4つの責任について,基礎から応用,そして実践レベルに至るまで総合的に体得する。その目的は,個人と組織の倫理的感受性を高め,インテグリティーの視点に立った判断基準の枠組みを修得することで,革新的原子力を通じて組織と社会の持続可能な発展に貢献できる人材を育成することにある。

講義の目的

現在、世界的レベルで企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility: CSR)が問われている。その背景には相次ぐ企業の不祥事があるが、それだけではない。企業と社会、そして行政も含めてあらゆるステークホルダーが人類や地域社会の持続可能な発展に向けて「協働する社会」の構築が求められている。これらを前提にしたとき、「世界の持続可能な発展を支える革新的原子力」の研究も、コンプライアンスと安全文化を前提として環境・社会・経済のトリプルボトムラインの視点に立った社会的責任(SR)の考え方が要求されるのは必定である。当講義ではセルフ・ガバナンス(自己統治)を根底として、SRの基本的考え方である法的責任から、社会貢献責任にいたる4つの責任について、基礎から応用、そして実践レベルに至るまで総合的に体得する。その目的は、個人と組織の倫理的感受性を高め、インテグリティーの視点に立った判断基準の枠組みを修得することで、革新的原子力を通じて組織と社会の持続可能な発展に貢献できる人材を育成することにある。

講義計画

1. 原子力の社会的責任(Nuclear Social Responsibility:NSR)の意義と重要性
2. セルフ・ガバナンスとインテグリティー
3. SRと組織倫理
4. SRの内部制度化と社会の持続可能な発展
5. 自浄的な相談・通報体制の構築と組織ガバナンス
6. 組織文化と倫理的感受性
7. 倫理的感受性を高めるケースメソッド

教科書・参考書等

水尾順一 (2003) 『セルフ・ガバナンスの経営倫理』千倉書房

参考書等
水尾順一 (2005) 『 CSR で経営力を高める』東洋経済新報社、 2005 年他

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

毎回の出欠票およびレポート

担当教員の一言

講義は、企業が発行するCSRレポートなども活用しながら、企業の行動事例なども盛り込み、理論と実践を意識して取り組むので、予習・復習など自ら学ぶ姿勢を重視したいと考えています。

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