原子力システム工学   Introduction to Nuclear Systems Engineering

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担当教員
二ノ方 壽  有冨 正憲  嶋田 隆一  鈴木 正昭 
使用教室
火3-4(原輪-1 North No.2 5F-571)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
71033
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期

講義概要

原子力システムの概要について以下の内容を講述し,エネルギー工学の研究・技術を指向する者にとって必要な基礎的な知識を授けるとともに,将来の原子力システムのあり方について論じる。

01.軽水炉・高速炉システムの特徴と設計の考え方および将来展望
02.核燃料サイクルシステムの特徴と長期計画の考え方
03.原子力のエネルギーが電力として工場,家庭に配送される仕組の詳説,現状と展望の議論

講義の目的

原子炉システム(熱中性子炉および高速炉)、核燃料サイクルシステムおよび電力系統を対象に、システム構成、特徴を概説し、これらのシステムがどう機能し、どのように社会に役立っているか、またどのような工学的問題を含んでいるかを自ら考え、将来の原子力システムがどうあるべきか考える力を身につけることを狙いとして講述する。

講義計画

01.原子力システム全般
02.軽水炉システムの概要
03.軽水炉炉心設計
04.軽水炉の安全性
05.高速炉システムの概要
06.高速炉炉心設計
07.高速炉の安全性
08.核燃料サイクルの概要とモデル化
09.核燃料サイクルの制御条件、プルトニウムの価値
10.核燃料サイクルシステムの評価法、線形計画法
11.電力系統の制御
12.電力系統の運用
13.新しい電力系統
14.将来の原子力

教科書・参考書等

特になし

参考書等
N.E.Todreas & M.S.Kazimi,""Nuclear SystemⅠ"", Hemisphere Publishing Corporation, 1990.
Alan E.Walter & Albert B.Reynolds,""Fast Breeder Reactors"",Pergamon Press,1981.
A.W.Cuip Jr.,""Principles of Energy Conversion"", McGraw-Hill,1979.

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

演習問題の成果の発表を基に評価する。

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