インフラストラクチャの維持管理   Maintenance of Infrastructure

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担当教員
岩波 光保 
使用教室
木7-8(M112)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
61083
シラバス更新日
2013年4月5日
講義資料更新日
2013年7月18日
アクセス指標
学期
前期

講義概要

社会基盤(インフラストラクチャ)の維持管理について、その基本的な考え方、要素技術である点検診断、性能評価・予測、補修補強、設計とのリンクなどについて講義する。

講義の目的

快適かつ安心・安全な暮らしと高度な経済活動を支えるために整備された社会基盤(インフラストラクチャ)を使いこなしていくためには、適切な維持管理が不可欠である。本講義では、維持管理の基本的な考え方、維持管理の要素技術である点検診断、性能評価・予測、補修補強、設計とのリンクなどについて解説する。これに加えて、最新の維持管理事例の分析などを通じて、インフラストラクチャの維持管理に関する知識を習得する。

講義計画

1.イントロダクション
2.構造物の劣化・変状事例
3.維持管理の目的・基本的な考え方
4.コンクリート構造物の劣化機構(1)
5.コンクリート構造物の劣化機構(2)
6.鋼構造物の腐食・防食
7.点検診断・調査技術(1)
8.点検診断・調査技術(2)
9.保有性能評価と将来予測
10.補修・補強(1)
11.補修・補強(2)
12.アセットマネジメント
13.設計とのリンク
14.最新事例の分析
15.まとめ

教科書・参考書等

○教科書
 特に定めない。必要に応じて、各講義にて資料を配付する。
○参考書
 社会基盤メインテナンス工学,東京大学出版会,2004
 コンクリート診断技術’13,日本コンクリート工学会,2013
 これから始めるコンクリート補修講座,日経BP社,2002
 土木鋼構造物の点検・診断・対策技術,日本鋼構造協会,2011
 実践 土木のアセットマネジメント,日経BP社,2006

関連科目・履修の条件等

身の回りにある土木構造物の維持管理がどのように行われているのか常に関心を持っておくこと。例えば、電車に乗っているとき、車に乗っているとき、空港を利用しているとき、構造物の維持管理のことをちょっと考えてみる。

成績評価

出席・演習(40%)、期末レポート(60%)

担当教員の一言

講義した内容をよく理解するため、随時演習を行う。講義内容について質問があれば、遠慮なく担当教員に申し出ること。
・研究室:緑が丘1号館512号室
・内線:3194
・電子メール:iwanami(at)cv.titech.ac.jp

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